2005年07月31日

★メンバーの力を結集するってこういうことか?・・・女子バレー柳本監督に学ぶこと

先日まで世間を熱狂に巻き込んだ女子バレー。

あまりバレーに詳しくなかった私ですが、テレビに映る
柳本監督の表情だけは、なぜか気になってました。

「なんか迫力あるなー」
「声でかいなー」
「女子チームのメンバーからどう思われているのかなー」

いろいろ疑問があったので、柳本監督自身が書いた本を読んでみました。

本の名前は、ずばり「力を引き出す―どん底から個人と組織を甦らせる」

柳本監督は、こんなうまい例えで、監督というか、リーダーの仕事を定義しています。

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指導者の仕事 − それは、次のようなことだと私は思っている。

人差し指と中指でピースサインをつくってみていただきたい。
次に、人差し指と中指を力いっぱい開いてほしい。
これ以上開かないという限界があるはずだ。
だが、もう片方の手を指でつかみ、グッと開いてやる。
そうすれば、限界点はかなり広がるだろう。


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ビジョンを描き、メンバーを集める、という場面に差しかかりつつある
私には、「ビジョンは描いた。さあ、どうすればいいのか??」という
疑問がありました。

ただし、この本を読んで、「あまりに自分が考えていなかったんだなー」と
まずは反省しました。


マネジメントとはコミュニケーションである。

そう考える柳本監督の人材の起用、つまりチーム構成は、
非常に考えられているものでした。でもとてもシンプルなもので、
奇をてらったものではありません。

●62ページの、
吉原、竹下の起用、キャラクターを活かした高橋の起用の話

●85ページの、
「勝利」に向けた「自分たち自身が勝ちにこだわるチームづくり」の
ため「競わせる」メンバーセレクション、など、

個人の力をどうすればチームの力として組み合わせて発揮できるか、
そのプロセスが「うまくいかなかったこと」を含めて余すところなく
披露されていて、
私は柳本監督をすごい、と思うと同時に、人間的に
好きになりました。

●組織を束ねるには、トップの3人をおさえる(68ページ)
●選手見自らが考え、行動するよう、選手がそう思うようにしむけるのが
 監督の役目(118ページ)

読みすすめると、名言の山で、ほぼ前頁に勉強になる言葉がちりばめられて
います。

どん底の女子バレーをここまで盛り上げた柳本監督、
その言葉にはひとつの無駄もありません。



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  今 回 の ま と め 
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●:力を引き出す―どん底から個人と組織を甦らせるは、こんなときに読んでみたら?
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 勝てるチーム、業績があがるチームを創るときに悩んだら
 ぜひ読んでおきたい一冊です。
 各メンバーが自律したチームづくりのノウハウは、この一冊で
 十分な気がします。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この本は最初から順に読むことをオススメします。
 最後の章まで読みきって、初めて柳本監督の人間性を理解できるように
 思いました。

4569640958.09(柳本監督).jpg

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2005年07月27日

★人は育てられないって?・・・バレンタイン監督に学ぶこと

631_s(boss).jpg今回もバレンタイン監督の話題です。

コンビニで「BOSS」という雑誌を立ち読みしました。
http://www.fujisan.co.jp/Product/631/ap-23book

というのも、特集が、

「ジーコ流 放し飼い経営」 と
「ボビー・バレンタインの人心掌握術」
だったからです。

個人的にはバレンタイン監督が好きなので、この特集から
読んでみましたが、やっぱりいいです。 
話自体はシンプルですが、非常に奥が深い話でした。


●基本的には「全員野球」
 あの「日替わり打線」には、チャンスをすべての選手に与えるため

●ベテランに緊張感のある場面でチャンスを与えて、
 オレは必要な選手だと感じてもらう

●選手に教えることはできない。
 選手それぞれが自分自身で成長していける環境を作るのが監督の仕事


どれも聞けばわかりますが、そういう境地に達するまでは
時間がかかりそうな気がします。

バレンタイン監督の人材活用術がコンパクトにまとまった1冊でした。

なぜかバレンタイン監督の画数占いもあります・・・

次回は、第1特集の方も紹介します。
「ジーコ流 放し飼い経営」 です。


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  今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:「BOSS 9月号」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 人材を活かすエッセンスをポイントを抑えてすばやく学びたいときに
 ぴったりです。

 スポーツと経営のかかわりについてコンパクトにまとまっているので
 ビジネス書が苦手な方でも読みやすいです。

 http://www.fujisan.co.jp/Product/631/ap-23book


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 読みたい記事から読む、でいいと思います。
 スポーツと経営の記事もいいですが、他の社長の記事も勉強になります。

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2005年07月24日

★リーダーが理念を浸透させるって?・・・バレンタイン監督に学ぶこと

SN320067(バレンタイン).JPG野球はオールスターですね。

セリーグは阪神優勝が濃厚、でもロードがあるし

パリーグは、ソフトバンクが調子いいですが
個人的に気になっているのはロッテです。

別に千葉住民ではありませんが、バレンタイン監督の
数々のパフォーマンスが気になっていました。

先日本屋の「ベンチャー・経営」という棚に、
ベンチャータイムズという雑誌をみつけました。


特集1に、「トップとしての必要十分条件」とあり、
ボビー・バレンタインが特集されていました。

●失敗を許される環境をつくる

 ・・・指導者は、プレーヤーのやる気をなくさせてはダメ

確かにそのとおり。
理念や技術の細かい指導を押し付けすぎて、選手の
やる気をそいでしまってはだめだなぁ・・


●野球という商品の、プレーの完成度が最重要課題

 ・・・いくらファンサービスがよくても、試合の内容が
    ダメなら、やっぱりダメ

選手が左右する野球のプレーに対して、不甲斐ない成績を
上げつづけたとき、スタンドのファンのみなさんへ監督みずから
頭を下げた、バレンタインさんはすごいと思います。

選手を一方的にマスコミの前で攻める監督が多いなか、
なかなかできることではありません。

やっぱりチーム不振の責任は、リーダーにある、ということ
だと思います。


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  今 回 の ま と め 
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●:ベンチャータイムズは、こんなときに読んでみたら?
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 自分の考える目標を、どうチームに浸透させるか?
 その考え方のヒントが欲しいときにぴったりです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 記事はコンパクトまとまっていますので、最初から読んでもすぐ
 読み終わります。 
 その他にも今話題の経営者がたくさん取材されています。
 ひとつ一つの特集がコンパクトにまとまっていて、読みやすい雑誌です。

posted by 23book at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

●ジャックニクラウスさんへ、「ご苦労様」と言いたいと思います。

第134回「全英オープン」が、7月14日(木)から17日(日)までの4日間、
今年はゴルフの聖地、スコットランド、セントアンドリュース ・ゴルフクラブ・
オールドコースで開催されました。

そこには、ゴルフの原風景が広がっています。

ゴルフの起源は、スコットランドの羊飼いがウサギの掘った穴に石ころを入れる
遊びだったらしいのですが、セントアンドリュース・オールドコースは、
400年前の1547年からプレーされていたといわれ、ゴルフ発祥の地に生まれた
世界最古のゴルフコースで、原型の設計者は、マザー・ネイチャー。つまり自然。

誕生から、その原形がほとんど変わっていない。
人々からは「神が創り出したゴルフコース」と呼ばれる名門です。

しかし、人の手が加えられておらず、例えて言えば、日本にある河川敷のゴルフ
場といった風景が広がります。
1日の中にも四季があるといわれるほど、天候はよく変わり、
そして、全く平坦な場所などどこにもないのです。

フェアウェイにナイスショットを放っても、場所によっては
どこに行ってしまうか見当もつかない。
逆に、ミスショットをしても、ラッキーに転じることもあります。

また、グリーンにナイスオンしたボールが、パッティングをする時に、
風速40メートルの風によって30センチ以上も動いてしまうことも・・・

何もかもが、自分の思い通りには行かないわけです。
自分の力だけではどうにもなりません。

イギリス人はこんな風にいうそうです。

「それがゴルフ。人生だって同じ。いつも力のある人間が勝つ訳ではない。
そして、ゴルフが面白いのは、そこなんだ」と。

そんな「自然」の中にあるセントアンドリュースは、普段は一般の人に公園とし
て解放されている。そして、自由に楽しまれて、街の一部となっている「自然」なのだ。

大よそ、日本人が、高いお金を払って、きれいに整備された高級ゴルフ場に行く
ことが、お金持ちの象徴であったり、ステータスであったりするのとは趣きが違う感じが
します。

正に、自然と向き合い、自分と向き合い、人生を考える、親しみのあるゴルフク
ラブ、セントアンドリュース。

ちなみに、同じイギリスで行なわれるテニスの全英、ウィンブルドンは格式高く、
どこか人を寄せ付けないような雰囲気。
また、ゴルフのマスターズが行なわれるオーガスタも、由緒ある会員制のゴルフコース。
メンバーが世界中で約300人。会員はお金よりも名誉で長年次継がれた家系で維持
されている場合が多い。

「偉大な心」を持ったセントアンドリュース。そして、今年。
一人の偉大なゴルファーが引退を決意し、最後のプレーを終えた。
歴史に残るプロゴルファー。
ジャック・ニクラウスが現役を引退をしました。

最終18番ホール、最後のバーディーパット。
最後のパットをギャラリーも、TVの前の自分も、
「入ってくれ」と祈るような気持ちでいました。

ニクラウスの集中した、しかし、心なしか丸まった背中から、
緊迫感が伝わってきました。まるで、優勝のかかった場面のように。

放たれたボールは、スライスラインに乗って見事カップイン!!
1986年のマスターズでの奇跡の逆転優勝を彷彿させるかのように、
左手を突き出した!

絵になる65歳である。

そのシーンをはかなそうな目をしたバーバラ夫人が見守っていました。

1975年マスターズ。チャンピオンを祝福するパーティ。
バーバラ夫人だけが、人の輪を離れ、独り壁際に座っていた。
目には涙が溢れていた。

「あの人の優勝を素直に喜べないんです。」とバーバラ夫人は言ったそうです。

「だってあの人がこの試合に勝つために、
 どれだけのことを犠牲にして、努力して、節制しているかを、私は全部見ているんです。
 そんなにしてまでも、勝ちたいという気持ちを考えると、とても喜べません。残酷です」

でも、ニクラウスのいう勝利への欲求や闘争心が、自らをそこまで追い込むのだと思います。
しかしそれは、本当に近くにいる人を悲しましてしまうほどのものなのだと思います。

しかし、昨日のバーバラ夫人がニクラウスを見ている目は、何か「よくがんばっ
たわね」と心から賛辞とねぎらいを投げかけているような優しい目だったような気がしました。

ジャックニクラウスさんへ、「ご苦労様」と言いたいと思います。


●みつけたリンク

「ジ・オールドコース・エクスペリエンス 3泊プログラム」
http://www.e-tabinet.com/com/catalog_detail.jsp?catalog=flt005

2005年マスターズ観戦 ショッピングモール
http://www.golfleisure.com/2nd/Masters/2005-masters.html

半袖ポロシャツ 第134回全英オープン2005 in St.Andrews Old Course
http://www.britishlife.co.jp/picture00031.htm

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2005年07月20日

★100%の闘争心−全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生

4163665005.09(100%の闘争心).jpg女子バレーの柳本監督の本を読み始めたことを親友に伝えたところ、
早速オススメ本の書評が・・・
書評までなんだか熱い。こちらも読んでみようと思います。

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100%の闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生


今、お茶の間を熱くしているのではないでしょうか?

そう。女子バレーです。自分も熱くなっています。

しかしこんな女子バレーも、1984年のロサンジェルスオリンピック以来、
メダルからは遠ざかり、
しかも、2000年のシドニーオリンピックでは予選落ちと、
ここ20年で凋落の一途を辿ってきました。

しかし、そんな雰囲気は今の全日本には感じません。


なんでこの熱さを感じるようになったのかと思い返してみると、
それは、柳本監督と、その柳本監督が協会の反対を押し切り
7年ぶりに全日本に呼び戻した吉原前キャプテンが、
わずか1年で、女子バレーの低迷期からオリンピック出場へと導いたことによると思います。

それからは久々に、女子バレーに対しての期待を胸に、応援をしている自分がいます。
そして今また、そのアテネ組みの「竹下・高橋・杉山・大友」を中心に、
全日本が奮闘しています。

「一体、この二人はどんな魔法をかけたのか?」と

 思わずにはいられませんでした。

自分も、普段、一生懸命に仕事には取り組んでいるつもりではいます。
でもどこかで、「このままじゃ駄目だ。こんなんじゃ結果なんて出ない」と思っているのに、
心の奥底では、いろいろな状況や環境のせいにしている自分がいます。

そんな自分の目を覚ましたく「女子バレー」の本がないかなと本を探し、
この本を見つけました。
一言で感想を言うと、「是非読んで欲しい」ということに尽きます。
あまりにもリアルで、一気に読んでしまいました。

見事アテネオリンピックに出場し、本選でも世界5位となった全日本。


しかし、その裏側では、吉原を初め多くの主力選手が、チームを離れ、
そして辞退するという危機的状況があり、
そこには、「選手と監督」との間に、「大きな確執」があったことが書かれています。
「監督と選手」との間にある「心の溝」が浮き彫りにされています。



今の全日本を見るに「そんなことあったの?ウソでしょ?」と
信じられない気持ちにもなりました。
「もし、自分がその場にいたら…どうするんだ?」と考えてしまうような
衝撃的な場面がたくさんありました。
「ここまで書いていいのか?」と言いたくなるくらいの

「内紛だらけの内幕」が書かれていました。

しかし、そんな「バラバラ、ボロボロ」のチームの中心にいた
吉原キャプテンに対する他の選手の信頼によって、
チームが「ギリギリ」繋がっていたことも分かります。


この本は単なる「女子バレー、復活の歴史」などではなく、
吉原キャプテンの涙の告白や全12人の選手の証言に基づく、
「全日本女子バレーのドキュメンタリー本」です。


ここで「どんな本なのか?」をイメージしてもらえればと思い、
本書から、例として、2つの場面を切り取ってご紹介したいと思います。

●一つ目は、「32〜35P」を中心に書かれている、
チーム結成当初の吉原選手のリーダーシップでビジョンを提示する場面です。

吉原選手は7年ぶりの全日本のあまりの覇気のなさに愕然としたそうです。
世界で勝てなくなると、アジアで勝とう、アジアでも勝てなくなると、せめて韓国には勝とうと、
目標設定がチマチマしてきたために、この10年近く韓国にさえほとんど歯が立たなくなっていた現実を見たのです。

そこで吉原選手は、2003年5月の集合初日に選手たちの前で高らかに宣言しました。

「私たちの目標は、まず今年開催されるワールドカップで優勝すること。
 そしてアテネ五輪ではメダルを獲る」


みんなは、「何を夢見たいなことを言っているんだ」と言わんばかりに
シラーっとしていたそうです。

しかしそう言った以上、吉原選手は誰よりも多く練習をしました。
朝6時には自主練習を始め、夜は9時まで練習をしていたそうです。

他の選手たちは、必死に吉原についていこうとしました。

しかし、そんな選手を見て、吉原選手はこう言ったそうです。
「誰かがやっているから、私もやらなきゃという練習はやめてね。そんなの意味がないから。
体育館で一緒に過ごすふりをするのはやめてね」


「卓越した技はあるものの、身長が低い、全日本の選手に相応しくない」と揶揄され、
シドニー五輪予選の敗退では「戦犯扱い」された竹下現キャプテンと高橋選手。
この2人は今や全日本の大黒柱です。

その竹下選手が吉原選手のことをこんな風に言っています。

「勝つことに対するこだわりは凄い、と聞いていたけど、本当に凄い人だった。
1ミリの妥協もない。
これまでの全日本は、トモさんのように強力に選手を引っ張っていく人がいなかった。
今考えれば、低いレベルで妥協があったと思うんですよ。
もちろん、その時はいっぱいいっぱいと思っていましたけど、、
でも自分たちが、もっと高いレベルまでいけるんだということを知らなかった」と。


そして、2003年のワールドカップでは不利な試合をことごとくひっくり返し、
日本が全く勝てなかった韓国を接戦のうえ破り、ヨーロッパチャンピオンだったポーランドを下し、
ワールドカップ5連覇を狙っていた難攻不落のキューバさえ打ち破りました。

そして、世界最終予選では、ライバル韓国を3−0のストレートで破り、アテネへの出場権を獲得したのです。

このような活躍もあって、2004年6月上旬のある民間リサーチ会社が行った
「アテネ五輪で応援したい競技」というアンケート調査では、
女子バレーが62%でトップとなり、2位はサッカー、女子マラソンは52%で、10%もの差がついたのです。

しかし、そんなチームも順風満帆ではなく、
むしろアテネオリンピックに向かう過程では空中分解寸前の状態になっていたのです

(これ以降も、正に「赤裸々」な告白が続きます。監督の厳しい要求と選手の監督批判の繰り返しの中で、
 どうそれをチームは乗り越えていったのかが、本当にリアルに書かれています)


この場面を読んで。

「リーダーシップ」とか「ビジョン」とは、
「絶対やるんだという本気の気持ち」なのだということを
教わりました


いや、圧倒的な迫力で、再認識させられました。


●2つ目は「208〜221P」を中心に書かれている、
高橋選手の不調に対する柳本監督の対応の場面です。

日本はアテネオリンピックの第一戦でブラジルに敗れ、続く第二戦のイタリア戦。
イタリアのIDバレーが、日本の高速コンビバレーの鍵を握る高橋選手を徹底して
狙って来ました。
加えて、高橋は緊張で、自分のパフォーマンスが発揮できないことに苦しんでいました。

そして、1セット目の4−8とリードされた場面で、柳本監督がなんと
中軸の高橋選手をベンチへと下げてしまいました。

選手たちは、コートの中でこんな風に思っていたそうです。

「それはないだろう。
 ここで我慢して使い切らないと、この後立ち直るきっかけを失ってしまう」

後に、成田選手はこんな風に言っています。
「繊細だからこそプレッシャーにも悩まされる。
しかし、すぐに立ち直るのもシンなんです。
だからこそあそこで替えて欲しくなかった。
すぐに替えてしまったら、立ち直るきっかけがなくなってしまう。
我慢して使い続けて欲しかった」と。


この場面を読んで。

「勝利を目指す」のか?「選手の力を発揮させる」のか?
「目的達成」がすべてなのか?「人材」がすべてなのか?

というようなことを考えさせられました。
こんなことで悩んだことのないチームリーダーは先ずいないと思います。


これら2つの場面の他にも、上げていけば切りがないくらい、考えさせられる場面がたくさんありました。

そして、この本を読んで、勝利の場面に感動し、涙しました。
この本を読んで、選手の屈辱的な悔しい気持ちに辛くなり、涙しました。

そして、自分自身を振り返りました。

「自分自身、目標を下げていないか?
 世界一になる、なんていう強い気持ちを果たして自分は…。」

「この本に書かれていることに比べたら、自分の置かれている環境は恵まれてる。
 がんばらなきゃ…。」と。


●「絶望的な状況から劇的なV字回復を果たしたケースが知りたい方」
●「上司と部下との考え方の不一致に苦しんでいる方」
●「中間管理職として苦悩している方」
●「リーダーシップとモチベーションは口だけではどうしようもないと思っている方」


こんな方には、本当に是非おススメの一冊です。
100%の闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生
posted by 23book at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 親友から教わる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

★いつも基本に忠実か?・・・ジャックニクラウスより学ぶ

4093664218.09(勝利の決断).jpg今日はゴルフ。
テレビでゴルフを見ていて、思い出しました。

以前、親友に薦められて読んだ本を紹介します。

勝利の決断19条 ジャック ニクラウス (著)

いろいろうまくいかないときに、「どうすればいいんだろうね」と
話をしていたとき、紹介してくれた本でした。

あれだけの勝利を手にしてきたニクラウスなので、
やはり相当な精神力と忍耐力で日々努力してきた人であることが
よくわかります。

本の帯には「ゴルフがうまいと決断が早い」とありますが、
たしかにそうだと思います。


ただ、この本には、たくさんの勝利を手にした人にあえて言ってもらうことで、
私のような凡人でも
「もう一回がんばってみよう」と思わせる言葉がたくさん詰まっています。

 ・わたしは負けを知らない勝者を知らないし、
  なぜ負けるのかと苦悩しない勝者を見たことがない。


 そうか。たくさんの勝利を得られる人でも、負けるのか。
 当たり前のことですが、ものすごく「安心」させられるコトバでした。
 
 謙虚に、自分の短所を突き詰めるだけでなく、長所もしっかりと把握し
 次の勝利への確実な足がかりとする。

 勝利からも敗退からも学ぶなどの「基本への忠実さ」が、
 勝利を導くのだと教えてくれる一冊です。

 あのボビー・ジョーンズは、ニクラウスにこんな言葉を贈っています。

 「ビッグ・トーナメントに勝つためには、経験しかない」

 やるしかない、挑戦するしかない。
 そんな基本を思い出させてくれる一冊です。

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  今 回 の ま と め  
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●:ジャックニクラウスの「勝利の決断19条」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 奇策がないと、勝てないのではないか、乗り越えられないのではないかと
 悩んだとき、基本に忠実に、家族や周りの人たちの力を借りながら、
 一歩一歩がんばるしかない、と確認させてくれます。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 最初から順番に、「基本に忠実」に読むのがいいと思います。

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2005年07月14日

●柳本監督の檄が飛ぶ(2)

親友からまたもメールが・・・
バレーが熱い。

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昨日のイタリア戦。惨敗でしたね・・・。

  予選で各国中ナンバー1だったブロックをしていたセンター陣が
徹底して動きを読まれ・・・。

  とはいえ、「対応」仕切れなかった、ということに尽きると思います。
  なにせ、「一枚ブロック」でも止められてましたからね。

  竹下キャプテンが言っていたように、「相手がどうという問題ではなかった」と思います。
  落ち着いてプレーできていなかったのかな?

  そんな時に頼りになるのが「シン」こと、高橋選手ですよね。
  あの「落ち着き払った」、しかし「怒りにも似た闘志溢れる」高橋選手の表
情を見ると、とても威圧感を感じます。

  まだまだこれからの全日本。
  世界を相手に、スピード&コンビネーションバレーでとにかく挑戦です。


  本シリーズが全てではなく、あくまで北京に向っているわけですから。
  今度はオランダ戦・・・と思ったら、3-1で逆転勝利!!やったー!!

  明日は休んで、最後の3連戦。ラストスパートして欲しいですね!

  ※このチームに「大山・栗原コンビ」がいい形で戻って来たら、パワーアッ
プもするのが楽しみです。

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なぜこんなに熱い?

柳本監督の本、読み始めました。
どんな感動があるのか、楽しみです。
posted by 23book at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

●第二の橋本さんが生まれないことを、望みます。

報道ステーションで古舘さんが言っていた言葉が気になります。

「現在のプロレスは、受け身を取りずらい技を連発するようになった。
 彼は殉職だと思います」

もしこのコメントの真意の延長線上に橋本さんの死があったなら・・・。

アントニオ猪木さんが小川戦で、試合を途中で止めたのも
理由がより分かります。

あのSTOなんて、「後頭部」をもろに打っている技ですから・・・。

そしてもしこのコメントの信憑性が高いのなら、
第二の橋本さんが生まれないことを望みます。

果たして自分は無力で、口で言っているだけですが・・・。
posted by 23book at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

●柳本監督の檄が飛ぶ。−バレーボール女子のワールドグランプリ

いっしょにブログをやっている親友からメールが。
「最近女子バレー、もりあがってるね」とメールしたところ、
返信が。
個人的には柳本監督の顔が、気合みなぎっていて
気になっていたので、その辺の話が中心の返信でした。

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いや、ほんとにもりあがってるよ。
昨日(=10日日曜日)もバレーボールを見てしまった。
世界トップ12が集まるワールドグランプリ。
夜10時からの日本対タイ戦。
巨人戦よりも、何よりも、見てしまうね。。

普段の日曜日なら、夜9時から日テレの行列のできる法律相談所を見て、
風呂に入って、TBSの情熱大陸を見て、寝るという感じだけど、、
昨日は見てしまいました。夜12時近くまで。

特に、今大会は出足から違う感じを受けている人も多いよね。

圧巻はブラジル戦。

世界ランキング2位ブラジル、世界ランキング7位日本。
とはいえ、世界の強豪と日本の差は大きい。
勝てそうで勝てないのがバレーボールの感想。
日本はブラジルに10連敗中。

結局、2セットを先取。その後はブラジルに2セットを取られ返されてしまう。
運命のファイナルセット。15点を先に取った方が勝ち。

タイムアウトの度に柳本監督の檄が飛ぶ。
「自分達がやって来たこと思い出せー!自分達がやって来たことを信じろ〜!」


勝負に向って行く姿に感動するよ。マジで。

そしてついに14対12で日本のマッチポイント。
大友愛のサーブはラインを越えてアウト。
そこからは、ブラジルは息を吹き返し、最後は、18対20で負けてしまった。

2-3で逆転負け。ゲームセット。

大友愛は涙を流してた・・・。
「この悔しさを忘れない」と。

柳本監督は
「あと1点という重みを感じてくれたと思う。
 その思いをどこまで持ち続けられるかが大切」と。

新チームになって、柳本監督はコミュニケーションを重視するようになった。
練習後のミーティングを頻繁に行い、
『みんなでチームをつくろう』という空気に満ちているとのこと。

そして、これまで何をすればいいか迷っていた選手が、
監督に直接疑問をぶつけられるようになった。

このブラジル戦。
視聴率はなんと「21.8%」
同じ時間帯の阪神−巨人戦は8.0%

クライマックスは夜9時11分のフルセットの末に日本が逆転負けした場面。
なんと、瞬間最高視聴率38.8%!!

まだまだこれから、盛り上がって行くこと間違いなし!

昨日のタイ戦も第一セットを先取され、
ヒヤヒヤしましたが、その後は、3セットを取り、勝利!

竹下選手の「絶対にあきらめない」で最後までボールを追う姿に感動したし、
大友選手のブロード攻撃のスパイクが決まった後の
「ガッツポーズ」がとても格好良く、見とれてしまったね。

日本は5位で予選を通過。
決勝ラウンドは今週、7月13日(水)から18日(月)まで、
仙台市体育館で決勝ラウンド仙台大会があるよ。

 ちなみに、仙台大会の入場料はアリーナ指定席6000円、スタンド指定席5000円、
 スタンド自由席(一般)2500円、同(中・高生)1500円、同(小学生)
 1000円。



※柳本監督の本もあるよ。
『力を引き出す―どん底から個人と組織を甦らせる―柳本 晶一 (著)』

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以上、親友からのメールでした。


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●破壊王、橋本真也さんが亡くなった。

破壊王、橋本真也さんが亡くなった。1965年生まれの40歳。

橋本さんと言えば、今は「ハッスル、ハッスル」でお馴染みの(?)、
元柔道世界一の小川選手との闘いが思い出されます。

出会った当時の橋本さんは、
新日本プロレスで絶頂期にあったと言っていいのではないでしょうか?

1989年に武藤、蝶野と闘魂三銃士を結成し、そしてIWGPタッグ王者を獲得。
1993年にはIWGPヘビー級王者となる。
1996年4月29日IWGPヘビー級選手権、60分1本勝負では、
挑戦者であった橋本が、王者高田を撃破し、IWGPを奪還。
これからは、橋本の全盛期が続くと思われた。

しかし、ここで小川選手と出会います。

橋本さんはその時の心境をこう言っていました。

「強敵小川が俺の出鼻をくじいてくれたんです。この世界であぐらをかいていた俺のね。」

そして、橋本さんと小川選手は、97年以降、5度に渡る死闘を繰り広げました。
しかも、小川選手にとっては、プロ格闘家としてはデビュー戦の相手が橋本さんでした。

アントニオ猪木さんと初代タイガーマスクの佐山さんに鍛えられた小川選手は、
東京ドームのリングに柔道着で登場しました。

1997年4月12日異種格闘技戦 IN 東京ドーム。時間無制限1本勝負。

結果は、小川さんのスリーパー・ホールドが決まったと判断してレフェリー・ストップ。
橋本さんは敗けました。

格闘技最強であるはずのプロレスが、アマチュア柔道世界一に負けたことは、
プロレス・ファンにとってはかなりショックなものでした。

しかし、試合後の会見中に橋本選手が新日本プロレスの坂口社長に直訴して、
3週間後の再戦が決定。

しかも、橋本選手の申し出とおり、
異種格闘技戦としては異例の新日本プロレスの象徴である
「IWGPヘビー級のチャンピオンベルト」を賭けての戦いとなった。

1997年5月3日異種格闘技戦 IN 大阪ドーム。時間無制限1本勝負。
再戦の結果は、橋本が小川の顔面にキックを蹴り込み、小川が失神。
セコンド佐山聡がタオルを投げ込みTKOで橋本さんの勝利。雪辱を果たしました。

続いて二人の勝敗がタイとなった第三戦。1999年1月4日。
プロレスではタブーとなるガチンコで戦った。
拳で顔をなぐり、顔面に蹴りを飛ばし、プロレスでは「有り得ない」ことでした。

この時の小川選手の顔は、「狂気」に満ちた切れた顔でした。
この試合で橋本真也はボコボコにされました。

続いて1999年10月11日。
ここでも一方的に小川が攻め込み、立会人であるアントニオ猪木さんがリングに駆け込み、
特別レフェリーの藤波さんにレフェリー・ストップを要請し、試合は終わりを告げました。

橋本さんは、2戦連続で、小川選手に「こてんぱん」にされてしまいます。

そして、決意の2000年4月7日。
雪辱を誓う橋本さんは、頭を丸め、「負けたら引退」と宣言し、
背水の陣・決死の覚悟で試合に向かいます。

この試合は、テレビで生中継されました。
そしてプロレスファンのみならず、多くの人の関心を集めました。

この試合でも小川選手の優勢は変わりませんでした。
橋本さんは、何度も何度も倒されました。

しかし、倒されても倒されても、必死の形相で橋本さんは立ち上がり、向かっていきました。
あの気迫溢れる顔は忘れられません。

結果は、STOの6連発で非情の10カウント。
無情にも橋本さんのノックアウト負けでした。
この結果、「引退」をした橋本さんはこんな風に言っていました。

「戦いに向かっていくというのかな。
 俺達にはどこか安心しちゃってた部分があって、
 必死になって向かっていく姿で負けてたんじゃないかと思いますよ。
 今回、小川にここまで追い込まれるまで、俺も忘れてましたし。
 技を見せたり、受けたり、そんなことばかり考えた結果 、
 本当に必死になっている者に遅れをとったかな、と感じました。」


そんな「ふたり」は後に、活動を共にし、手を組みます。
お互いがお互いを認め合う関係にまでなったのです。

そしてなんと、あの「ハッスル、ハッスル」は橋本さんが発案し、
小川さんと作り上げたものです。

小川選手は、
「この目で確かめない限り、信じられない。
 一刻も早く、事実を確かめないと言葉も出ません。
 本人の携帯に電話して、(呼び出し音が)鳴ったんですけど」と言っていました。

しかし、約3時間も橋本さんの遺体に付き添った後小川さんは、
「同じ子どもを持つ身としてバカ野郎だね。子どもの事を考えると本当に涙が出てくる」と
言葉にならなかったそうです。

闘志溢れる橋本さんの顔。笑顔のかわいい橋本さんの顔。

まだまだ戦って欲しかった。勇気が欲しかった。

その一本気に突き進む姿。忘れません。

ご冥福をお祈りいたします。

橋本真也 vs 小川直也 THE 死闘
※アマゾンでは売り切れ中!!でも紹介したい一冊。
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2005年07月11日

★リーダーには、「夢」「ビジョン」が必要だというけれど(2)・・・「プロジェクトマネジメントマガジンVol002」に学ぶ。

4798107697.09(PM).jpg「Jリーグのマネジメント」を買い、帰りにふと立ち止まった
雑誌の棚に、大きく川淵さんの写真が表紙になった雑誌を
偶然見つけました。

チェンジリーダーの時代
川淵三郎


まだ2号目の若い雑誌プロジェクトマネジメントマガジン(PM magazine) vol.002に、あの川淵さんが出ているのでこちらも購入しました。
(私は本を衝動買いするので、すぐかばんが本で一杯になります)

家に帰って、早速特集を読んでみると、またも胸に刺さる言葉が
ならんでいました。


サッカーのプロ化をアイデアにかけたときに、
理事会で猛反発にあい、時期尚早だと批判されると、

●時期尚早だという人は、100年たっても時期尚早だという。
 前例がないという人は、200年たっても事例がないという。
 結局は、やる気とアイデアがないだけではないか。
 そのくせできない理由ばかり考えている。
 
●できないことをやるのが、仕事のはずだ!


と、机を叩きながら議論したそうです。
痛い、ことばでした。

「できない理由」−たしかに最近考えがちやなぁ。

「やる気がない」−そんなことはないと、自分では思っていたけど・・・


結局はゆるぎない理念があるから、ここまでがんばれる。
ゆるぎない理念とは、自分がこうしたい、こうあるべきだと
自然に考えることに他ならない。

だから、自分が普段感じている「こうなったらいいなぁ」と思うことを、
「どうやったらできるか」を、
逃げずに考えることからはじめようと思いました。

学生のころは、そうだったんですよね。

おそらく、どんなに現実離れした夢を語っても、
Jリーグを作ろう!という夢にくらべれば、実現可能性は高いんじゃ
ないかと思ったりしています。

これから夏休み。
折角だから、
サッカーの観戦ツアーで夏休み
もいいかもと思ってます。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
   今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆


●:プロジェクトマネジメントマガジン(PM magazine) vol.002は、
   こんなときに読んでみたら?
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 Jリーグという夢の装置を作った川淵さんの熱い思いと行動力のエッセンス
 を学びながら、今流行のプロジェクトマネジメントに触れられる、1冊で
 2度おいしい雑誌です。
 夢とプロジェクト実現の具体的ノウハウの両方をびたい方にオススメです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 まずは川淵さんの特集を読みます。意外と短いのですぐ読み終わりますが、
 できれば最初に2度読んで、シンプルながらも深い話を味わって欲しいです。

 その後は、目次の中で興味のあるものから順に読んでみてください。
 WBS(ワークブレイクダウンストラクチャ)などの解説は、進行が困難な
 プロジェクトを体系だてて進めるために勉強になる特集です。




posted by 23book at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

★リーダーには、「夢」「ビジョン」が必要だというけれど・・・ 「Jリーグのマネジメント」に学ぶ。

4492501282.09(Jri-gu ).jpg今の会社で担当している新規事業開発チームで、年度計画を立ててから3ヶ月。
実際は計画通りには進まず、なんだか面白くない毎日になりつつありました。

なぜ、計画通りいかないのだろう?

いろいろ悩みましたが、結局でた結論は、「自分が本当にやってみたいことを目標にしていなかった」からじゃないかと思うようになりました。

「売上げ」という数字の目標だけでなく、やっぱりみんなが楽しくなるような「夢」が、「ビジョン」が必要なんだとあらためて認識したのでした。


「夢」「ビジョン」を考える、といっても、なんだか売上げ一辺倒で
夢をみる気持ちがさび付いているような気がしまして、ふらっと本屋に
いきました。
(自分にとって、本屋は最高の気分転換場所です)

タイミングはちょうど日本が3度目のワールドカップ出場を決めた日。
「そういえば、サッカーはJリーグができてもりあがってるなー」と
考えていたときに目に入った本が「Jリーグ」のマネジメントという
本でした。

Jリーグをビジネス的な視点で捉えている本か・・・
おもしろそうかな??
パラパラめくっていると、衝撃的な目次が。

「川淵三郎の作り方」

え?
たしかに川淵さんはJリーグ設立の立役者だけど、
「作り方」ってのはないんじゃないか?と気になって、
読んでみようと思い、買ってしまいました。

最初から読み始めるのではなく、とりあえず「川淵三郎の作り方」の
章から読み進めてみると、いろいろ意外なことがかかれていました。

●川淵さんは、決して稀代のカリスマではない、ということ

●ただ、古河電工のサラリーマン時代、子会社の経営に携わっていて
 その経験が、Jリーグを産み出した原動力になったということ

●純粋に、衰退していたサッカーをもっともりあげたいと思い、勤めていた
 古河電工をやめて、退路をたち、取り組んだこと

●メリットがはっきりしないプロ化を推進し、企業名を外したチーム名を規約に
 盛り込み、難しいといわれた地域との密着を成し遂げ、Jリーグという
 まったく新しい方法論をもったプロスポーツを産み出した、ということ

もっといろいろ順調に進んでいたのかと思っていた私には
意外なことがたくさん書かれていました。
いまでこそみんなで盛り上がれるようになったJリーグには
いろいろと大変な道のりがあったことを、この本を読んで初めて知りました。

以来、私は、遠慮なく「夢」を語ることをはじめました。
ひょっとしてめちゃくちゃなことかもしれませんが、
サッカーのプロリーグ化をおしすすめるよりは随分と控えめだし、
Jリーグをつくることよりは、今の状況はずっとラクだろうな、
と考えるようになりました。


もうはじまった、第二四半期は
もう少し会社のみんなと夢を共有し、
楽しい毎日を過ごせる予感がしています。

帰りに、雑誌コーナーで、もう一つ「川淵さん」の話がのった
雑誌を見つけました。
これはまた次の機会に。



◆━━━━━━━━━━━━━┓
   今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆


●:「Jリーグ」のマネジメントは、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 夢とかビジョンとかを描けず、息づまり、なんかすっきりしないときに
 ぴったりです。Jリーグができるまでに比べたら、自分が考えて悩んで
 いたことは、なんて小さいのか、と思います。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 この本は、最初から読むと挫折します。
 ぜひP115の「リーダーシップのキャリア育成〜川淵三郎のつくり方」から
 読み、第一章に戻って読み進めることをすすめます。




posted by 23book at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログ管理人のごあいさつ

僕には大学時代に知り合った無二の親友がいます。

仕事でも、プライベートでも、困ったことがあると、
深夜まで酒を飲みながら、いろんな相談のってもらっています。

特に自分の仕事のことを相談する機会が多く
新規事業を担当している僕は、今後の展開の方向や、
こと自分のチームのメンバーとの接し方相談すると
いつもスポーツにたとえて説明してくれました。

「ジーコはね、トルシエと違って、選手の個性を
 重んじるオトナのチームづくりをしててね・・・」

 そのシーンがまぶたに浮かぶような
 彼の話し振りも手伝い、
 スポーツという身近な話題だけに、
 ビジネス書の話よりも、その本質がくっきりと見えて、
 毎日の仕事に生かしやすく、結果もでやすかったのです。

そして、もっとその選手のことが知りたくなると
本屋に行き、関連する本を買って読むようになりました。
するともっと仕事に役に立つばかりか、スポーツにも詳しくなり、
お客さんとの雑談の話題にもこと欠かなくなっている自分がいました。

あれ? 
仕事のうまい進め方も学べて、
いつのまにかスポーツにも詳しくなっていて、
一石二鳥だなぁ。

ひょっとしたら、この話って、自分と同じ企業で
悪戦苦闘している皆さんにも役に立つかな?


そう思って、親友と二人でブログを立ち上げました。
自分自身の毎日に
実際に役にたった話ばかりを紹介していきます。

ぜひ、「一石二鳥」をご一緒できると、
うれしく思います。

23book 管理人

posted by 23book at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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