2005年10月25日

★ここまでチームの心をひとつにするとは・・・バレンタインの人心掌握術

正直、すごい。

バレンタイン監督、おめでとうございます!


ちょっと早いですが、間違いないのではないかと思いますね・・・


以前読んだ雑誌を、再び紹介します。

====================================


別に千葉住民ではありませんが、バレンタイン監督の
数々のパフォーマンスが気になっていました。

先日本屋の「ベンチャー・経営」という棚に、
ベンチャータイムズという雑誌をみつけました。


特集1に、「トップとしての必要十分条件」とあり、
ボビー・バレンタインが特集されていました。

●失敗を許される環境をつくる

 ・・・指導者は、プレーヤーのやる気をなくさせてはダメ

確かにそのとおり。
理念や技術の細かい指導を押し付けすぎて、選手の
やる気をそいでしまってはだめだなぁ・・


●野球という商品の、

プレーの完成度が最重要課題


 ・・・いくらファンサービスがよくても、試合の内容が
    ダメなら、やっぱりダメ

選手が左右する野球のプレーに対して、不甲斐ない成績を
上げつづけたとき、スタンドのファンのみなさんへ監督みずから
頭を下げた、バレンタインさんはすごいと思います。

選手を一方的にマスコミの前で攻める監督が多いなか、
なかなかできることではありません。

やっぱりチーム不振の責任は、リーダーにある、ということ
だと思います。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
 今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:ベンチャータイムズは、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 自分の考える目標を、どうチームに浸透させるか?
 その考え方のヒントが欲しいときにぴったりです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 記事はコンパクトまとまっていますので、最初から読んでもすぐ
 読み終わります。 
 その他にも今話題の経営者がたくさん取材されています。
 ひとつ一つの特集がコンパクトにまとまっていて、読みやすい雑誌です。
posted by 23book at 23:02| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★みんな,成長する − 野村楽天新監督が、古田ヤクルト新監督をかたる

4766782860.09(野村).jpg

古田に、間違いなく「強烈に」影響を与えた野村監督は、
愛弟子が監督に就任した同じ年に、
自分自身も再びプロ野球の監督になりました。

しかも愛弟子は、自分と同じプレイングマネージャー。
偶然にしてはできすぎだなぁと思います。


・悩みや苦しみは避けてとおるタイプ

・物事を深く考えたり、探求したりするのは

 ニガ手なようだった



「新・敵は我に在り」生涯現役宣言で出てくる、
野村監督が評する、古田監督の若いころの姿です。

もちろん素質にも恵まれたと思いますが、
あれだけ「知将」な古田が、昔はメモも取らずに
監督の話を聞いていた
なんて、なんか不思議です。

自分自身も、まだまだがんばったら、うまくなれるかな?と
勝手に希望をもったりしています。

野村監督自身の半生や、古田監督との出会い、成長が描かれているのが
「新・敵は我に在り」生涯現役宣言 です。

あの野村監督も、むかしは本嫌いだったなんて、信じられませんが・・・

posted by 23book at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

★で、あなたはどう考える?−ヤクルト・古田とラグビー・平尾に学ぶ

4478372853.09(日本型思考では).jpg古田監督誕生

キャンプや来シーズン、どう「古田式」が実践されるのか、
いまから楽しみです。

何冊か古田の本を読みましたが、

今回は同じ「知将」の

ラグビー・平尾との対談の本


「日本型」思考法では、もう勝てない。

を紹介します。


「今まで上司のいうことを聞いていたらいい、という社会から
自分がどう感じるのか、どう考えるのかということが
重要な社会になってきた。
その点が、プロ野球の一つの弱点かな、という感じがします。」


平尾が指摘した、現在のプロ野球の弱点です。
まるで今の会社とおなじ・・・

選手自身に、主体的に考える習慣がなかったことが
世界のトップレベルに達しないひとつの原因だと指摘します。


上司の顔色を伺いながら、どうするのかな?と気になってしまう。
悪いことだとわかっていても、上司が言ったからやる、といった
土壌があることを平尾が指摘し、古田もそれを認めて、話が続きます。



プロ野球界、ラグビー界の「知将」同志の対談は、
「勝てるチーム作り」のスポーツの組織論ですが、
これはまったく、普段の仕事、企業の組織のありかたと
まったく同じです。



時間がない方は、Part2(古田×平尾の対談)の章だけでも
読んでもらえれば、そのエッセンスをつかんでもらえると思います。
(1時間程度で読みきれます)

「日本型」思考法では、もう勝てない。
posted by 23book at 00:37| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

●「想い」を大切にするリーダーは結果を出せるか? − 巨人原新監督に学ぶ

帰ってきた若大将!

就任会見の時の話で、

「情熱と愛と最高のチームを作りたい」と言い、

一昨日には、若手に対して、

「ジャイアンツという神輿を担ぐという気持ちで戦って欲しい。

 もし、神輿に乗る、神輿に引っ張ってもらうという気持ちなら、
 今すぐ、ユニフォームを脱ぐという気持ちで戦って欲しい。」

と言っていました。

選手時代の「勝負弱さ」や「頼りなさ」は
一体どこに行ってしまったのかと
思うくらいの、
「大演説」を繰り広げています。

原監督の話を聞いていると、
正直、「カリスマ」だとも、「名監督」だとも、
そんな雰囲気は、微塵も感じません。

ただ、選手が言うように、
「一体感」とか「ジャイアンツへの思い」とか、

そういうものを、人一倍大切にしている人なんだろうな、
と思います。

だからなのか、この人の周りには、
「いい顔のコーチ陣、人望厚いコーチ陣」が
集まっていると
感じます。

来期も、ソフトバンクを投手王国に育て上げた、
尾花コーチがジャイアンツのコーチとしてやって来ます。

原監督という人は、「バカ」かもしれませんが、
「人を熱くさせる何か」を持っているような気がします。

これからに期待です。
posted by 23book at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

●選手が主役のチームを作る天才 − バレンタイン監督おめでとう!

L0000835(舗旱晴ン優勝).jpg親友より「バレンタイン監督おめでとう!」メールです。
特集の雑誌も紹介します。

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昨日は、8回裏の松中の打席まで、
関西空港のロビーのテレビで観戦していました。
ビール片手に。

多くの人が、足を止め、画面を見入っていました。

今シーズンのマリーンズは、序盤、一気にスパートしましたが、

オールスター後、ソフトバンクに首位を譲り、
「やはり・・・ダメか・・・」という感じで、
「失速」したような印象を受けましたが、
「6人の10勝投手」という、
安定感抜群のチームを作りました。

勝率も6割を超え、
レギュラーシーズンとプレーオフとのソフトバンクとの対戦も
勝ち越しました。


昨日も、マリーンズの選手は、「みんな笑っていた」そうです。

初芝選手は「我々はファミリーですから」と言っていました。

そしてバレンタイン監督のことを、

「積極的なプレーで失敗しても怒らないけど、

中途半端なプレーに対しては激怒する。」


と言っていました。

何か、アメリカ版「仰木彬監督」という感じがします。
何か、選手が主役というチームを作る天才という感じが。

昨日も監督が受けていたインタビューで、

「選手が勝ち取った優勝ですから、選手にいろいろ聞いて上げて欲しい」

と言っていました。


この人、きっと日本人好きなのではないでしょうか?

マリーンズのみなさん、

そしてバレンタイン監督、

優勝おめでとう!


「VS − ■特集 名将には秘密がある!」

> ボビー・バレンタイン「Challenge to Change」

posted by 23book at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

★バレンタイン監督、おめでとう! −やっと花ひらいた人心掌握術

バレンタイン監督、おめでとうございます!
ホントに「成果」になってよかったです。

京成電車に乗るたびに、バレンタイン監督が
惜しげもなくベタな中吊り広告に出て、
一生懸命集客している姿をみて、

「ああ、本気なんだなぁ」

と感じていました。

以前読んだ雑誌を、再び紹介します。

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別に千葉住民ではありませんが、バレンタイン監督の
数々のパフォーマンスが気になっていました。

先日本屋の「ベンチャー・経営」という棚に、
ベンチャータイムズという雑誌をみつけました。


特集1に、「トップとしての必要十分条件」とあり、
ボビー・バレンタインが特集されていました。

●失敗を許される環境をつくる

 ・・・指導者は、プレーヤーのやる気をなくさせてはダメ

確かにそのとおり。
理念や技術の細かい指導を押し付けすぎて、選手の
やる気をそいでしまってはだめだなぁ・・


●野球という商品の、

プレーの完成度が最重要課題


 ・・・いくらファンサービスがよくても、試合の内容が
    ダメなら、やっぱりダメ

選手が左右する野球のプレーに対して、不甲斐ない成績を
上げつづけたとき、スタンドのファンのみなさんへ監督みずから
頭を下げた、バレンタインさんはすごいと思います。

選手を一方的にマスコミの前で攻める監督が多いなか、
なかなかできることではありません。

やっぱりチーム不振の責任は、リーダーにある、ということ
だと思います。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:ベンチャータイムズは、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 自分の考える目標を、どうチームに浸透させるか?
 その考え方のヒントが欲しいときにぴったりです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 記事はコンパクトまとまっていますので、最初から読んでもすぐ
 読み終わります。 
 その他にも今話題の経営者がたくさん取材されています。
 ひとつ一つの特集がコンパクトにまとまっていて、読みやすい雑誌です。
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2005年10月14日

●楽天は何がしたいのか?−諸々の騒動に対して

楽天、メディアをにぎわしてますね。

いったいどうしたいのか? 何をしたいのか?

今ひとつわからない気がします。

●田尾監督を契約期間中に突然解任

●野村監督に打診するも、契約内容が失礼極まりない

●TBSと経営統合して、横浜を売却?

ただただ儲けたいのなら、もっと違うビジネスに取り組んではどうかと思いますね。
こうした話で結局いちばん「フラストレーション」が溜まるのは、ファンだと思います。

ファンあってのプロスポーツのはずなのに、

ファンの気持ちを逆撫でして、

いったいどんな「成功」の絵を描いているのか??


一度頭の中を覗いてみたいものです。「“教祖”降臨―楽天・三木谷浩史の真実」で、ある程度は覗けましたが・・・

いや。ビジネスマンの教育上、よくないとホント思います。


posted by 23book at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

★問題の発見と解決を学ぶ−古田敦也の「古田式」

4872335813.09(古田ョ).jpg今回も古田の本です。
古田の本は、何冊読んでも飽きないですね・・・

昨年、プロ野球選手会の会長として、現在のプロ野球が抱える問題点を指摘し、
その解決のためにフロントと交渉の矢面にたったヤクルトスワローズの古田敦也。

彼は一流の捕手であると同時に、

一流のビジネスマンであること


間違いないと思います。

一流捕手までの道のりは、決して平坦でなかった古田敦也。
甲子園経験もなく、大学時代確実視されながらもドラフトから指名されず・・・

そんな不遇の時代をオリンピックの銀メダルをきっかけに抜け出し、
野村監督の指導のもと、超一流のスポーツマンとなったその過程には
古田選手のたゆまぬ「仮説と検証」の繰り返しがありました。


古田選手がヤクルト入団時、まずは野村監督の著書を読んでから
キャンプインしたとか。
普通のスポーツ選手と、取り組む姿勢の違いを見せつけるエピソードも紹介されています。


今回紹介する「古田式」では、あまり野球に詳しくない人でも

野球の技術論を超えた、古田選手の「仮説と検証」するポイント

わかりやすく紹介されていて自分の日々の仕事を見直すときに、取り入れやすいです。

また、文字も大きくて、内容もわかりやすいので、
分厚い本が苦手な人にもぴったりです。

「古田式」
古田 敦也 (著), 周防 正行 (著)
posted by 23book at 22:05| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月09日

★毎日の真剣勝負に勝つための発想法−勝負師・古田に学ぶ

4569662307.09(勝負脳を鍛える).jpgいざというときに、なぜか競合他社に決められてしまう。
営業も、企画も。

もう一つ、勝負強くないなぁ、と思うあなたに
ぜひオススメ
したい本が、「勝負脳を鍛える」
というヤクルトの古田の本です。

ずばり、勝負に勝つための頭の使い方ですが、
読むとどうもポイントは三点のようです。

1.常に相手の少し先をいくために、情報収集を欠かさない。

2.収集した情報の中から、取捨選択をし、必要な情報だけを

整理し、相手の出方を予測する

3.相手の出方にあわせて、

自分の勝負スタイルだけにこだわらず、

応用力を発揮して勝負に挑む。




それでもダメなら、「しょうがない」と思い、あまり引きずらずに
次の勝負へ進んだほうがいい、とも書いていました。
ダメなときは、ホントに落ち込みますけどね・・・


この本は、将棋の谷川浩司と共著になっていて、二人の
対談形式で進みます。(なので、すごく読みやすいです)

一瞬、「なぜ谷川さんと?」と思いますが、

・古田は根っからの将棋ファンでよくテレビの将棋番組に出ていること

・谷川は根っからの阪神ファンではあるが、同じ兵庫県出身で
 特別な思いがあること

・さらに、二人とも「アイメトリクス」のメガネを愛用していること


などが重なり、どちらかというと、谷川浩司の希望で、対談が実現し
本になったようです。

また、勝負に必要な技術の向上について、スポーツで言えば
プロの方が技術が高いのは、試合数が多く、ダメでも次またトライできる
「遊び」が、技術の向上に一役かっているのでは?とのこと。


確かにこの一回で勝負が決まる、一発勝負の真剣勝負ばかりが続くと、
思い切った勝負はしにくいですね。

月並みですが、トライ&エラーの中にしか、技術の向上はない
ということです。


文庫本なので、うすくて小さい本ですが、
手元に一冊おいて、仕事で「大勝負」を抱えたときには
読み返してもらうと安心する一冊です。

「勝負脳を鍛える」
古田敦也 谷川浩司
posted by 23book at 13:19| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

●まだまだ、挑戦−カズのコトバ

また親友からメールが・・・
カズのことばの中で、好きな部分をピックアップした内容です。

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「最近、自分に疑いを持つ瞬間がある。
やって来たことが本当にちっぽけなことのように思えてしまう。

日本から海外に出て行く選手がどんどん出て来て。
日本代表がワールドカップで勝てるチームになって。

でも本当は、先輩たちや僕らの時代の積み重ねがあったから今がある。
そしてまだ成長し続けている自分がいる。

サッカーだけではなく、何かを続けるためには努力していくしかない。

周囲は、通用するのかしないのかとか騒ぐこともあるけれど、
自分は、通用するかしないかは分からないから、挑戦したいんだ。」

38歳のカズにとって、プロの第一線でい続けることは、簡単なことではない。
時間と体力との勝負になって来ている。

現実、カズは今季、控えの時期があった。しかし、不満や批判を一切口にはしなかった。
試合前には、控えでもレギュラーに加わってアップする。カズは、いつも堂々としていた。

カズは言う。
「引き際を考えないこともない。
J2でも、更に下のリーグでも、サッカーを続けたいと思う一方、
周りの人が期待する「カズのベスト」を維持できなくなるまで続けてはいけないとも思う。
でも、12年前のベストと今のベストとは違う。

今までずっと、失職する危機感とは常に背中合わせだった。
「自信」と一緒に「不安」もある。

でも、危機感をプラスにして、毎日楽しくサッカーをしたいね

どうなるかわからないというのは、楽しいことでもあるからね。」
posted by 23book at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

★どんな状況も「チャンス」ととらえる−カズの葛藤期、成長期に学ぶ

前に親友が読んだ、カズの若い頃の本の紹介を載せます。

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カズの本は何冊か持っています。

しかし、読んだことがあるのは1993年4月に発刊された
「KAZU(カズ)―ザ・スーパーストライカー」だけです。

もう12年以上も前に書かれた本です。

カズは今38歳ですから、カズが26歳の時の本です。
ブラジルから日本に帰ってきて3年、ブラジルに渡ってから
11年経った時ということですね。

この本は、そんなカズの15歳から23歳までのブラジル時代に
特に集中して書かれています。

まさに「カズの葛藤期、成長期」です。

カズが15歳でブラジルに渡った頃は、お父さんやおじさんの協力の元、
次々とチームを変わっていきます。
それは、おおよそ「キャリアアップ」というよりは、
「武者修行」
という方が相応しいものです。

それは、おんぼろアパートの虫だらけの三畳一間の部屋から始まり、
あるチームでは、周りには本当に何もなく、ただサッカーコートがあるだけのような土地で、
灼熱の太陽の下、ただただ練習付けになっていた日々が書かれていたり、
もうこれで芽が出なかったらあきらめようと思っていたことだったり、
様々なシーンが書かれています。

そんなカズも19歳の時に、サッカーの王様ペレも所属したことのある
「サントスFC」と初めてプロ契約を交わす所まで行きます。

しかし、試合に出られない日々が続き、直ぐにに他のチームに移籍を
させられてしまいました。
その後、いくつかチームを渡り歩き、活躍が評価され、記者による投票で
左ウイング部門で3位にランクされました。
そして、1990年、23歳の時に日本へ帰国したのです。

カズは、当時、日本人の誰もが夢のまた夢と思い、誰も信じては
いなかったことを言い切ります。
「日本代表をW杯に出場させる」「日本サッカーの歴史を変える」と。

「ハングリー精神を持って戦う」というのは簡単ですが、
現在の日本では余り見られないような環境で戦ってきたカズを知り、
「俺、ここまでできるかなー?」と思ってしまいました。


そもそも、この本を最初に読んだ理由は、


●「文字が大きくて読みやすそうだったから」
  ⇒肩慣らしに。

●「カズ関連本の中で初期のものだったから」
  ⇒やっぱり初めての本って、本人も協力・監修していたりすると、
気合が入っていると思うので。


つまり、「手軽にエッセンスを読めるかな?」とそんな気持ちでした。

しかし読んでみると、かなり丁寧に書かれていると感じました。
「カズの急な移籍」について事細かに書かれています。

「スーパースターのカズ」というより、
「泥臭くがんばって来たカズ」
「移籍しても、その度にチャンスだと思って立ち向かっていたカズ」
そんな若き日のカズの姿勢は、年齢を問わず、
「俺もがんばらなきゃ」と思わせてくれるものがあります。

忙しい人は「33〜78ページ」の
「第2章 限りなくゼロに近いスタート―弱冠15歳でブラジルへ単身留学」
だけでも読んで見てはいかがでしょうか?


「KAZU(カズ)―ザ・スーパーストライカー」
加藤 高尚 (著)
posted by 23book at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

●カズの前向きさ −10回以上の移籍が語るカズの言葉

――シドニーFCへの決断の決め手は

自分を必要としてくれるところならどこでも行きたい。
豪州のレベルが低いわけでもないし、いい選手もいる。
そういうところでサッカーができるのは幸せ。


――4回目の海外挑戦。今までとの違いは

今はサッカーを含めて、その国を楽しみたい、という余裕がある。
監督が日本人を知っているリトバルスキーというのも大きい。

カズの記者会見のコメントですが、
以前、例の親友が、カズのコトバを送ってくれたことを思いだしました。

そのメール内容を載せます。

==================================

●10回以上の移籍

「僕はブラジル時代から数えると10チーム以上でプレーしている。

 僕がブラジルのサントスの時、試合前に緊張していた僕に
 監督がこんなことを言ってくれた。

『俺はお前を信用している。
 周りが何を言っても、日本人だからと差別されても、そんなことは気にするな。
 勝っても負けても私の責任だ。
 お前は何も心配しないで、思い切りやれ』


 と言ってくれた。

 また、ある時は、いつも味方をどなってばかりいるDFが

『失敗してボールを捕られてしまってもいいから思い切っていけ。
 何度でも取り返してやるから』


 と言ってくれた。

 みんな温かい口調だった。嬉しかった。気持ちが楽になった。力が湧いて来た。

 移籍というのは決してマイナスなことではなく、サッカーで生活していくための一つの手段。
 今のクラブが自分を必要としなくなったら、必要としてくれるところに行けばいいだけ。
 
 そして移籍とは、環境を変えて、もう一度トライする場と考えるべき。

 自分が考えるベストな報酬、環境でサッカーをやることができるなら、
 それに越したことはない。

 多くの人はサッカーをするためにそういったことも考えるんだろうけど、
 逆に、プレーをすることだけを考え、サッカーをしたいという意思さえあれば、
 どこにだって行ける。 それが自分の考え方。

 海外も選択肢の1つ。海外といっても日本よりレベルの高いリーグだけが海外じゃない。
 香港だってシンガポールだってプロリーグはある。リーグへのこだわりは全くない。
 サッカーをやれれば……。プロでなくてもサッカーは続けたい。」


posted by 23book at 20:25| Comment(1) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月03日

●カズの、言えるようで、言えない言葉。

キング・カズの移籍にあわせて、
カズ好きの親友よりメールがきました。

=====================================

同じサッカー選手がカズを尊敬するのは、
「サッカーに対して本当に一生懸命やっているから」ではないでしょうか?

38歳にして、JリーグからJ2へ移籍するというのは、
カズほどの一流選手の場合あまりありません。

清原が楽天に行くということとは意味が違うような気がします。
清原が社会人野球に行くというようなイメージです
(ちょっと言い過ぎかな・・・)

でも、カズは移籍の度に記者会見でこう言っているような気がします。

「悩みました。
 でも、自分がプロである以上、自分を必要としている所があれば、
 どんなチームにでも行く」
と。

言えるようで、言えない言葉です。

何回も何回も移籍し、また屈辱を受けたこともあったカズの移籍の歴史の中で、
自分に確認するかのように「悩み」、やっぱり「サッカーが好きだ」という心を
確認するカズ。

昔は、「ただのエゴイスト」とか「かっこつけすぎじゃないの」と
思っていましたが、

最近のカズを見ると、「中々できないことやっているよな」と
尊敬してしまいます。

いつまでも、「日本代表、そしてW杯を目標にしているカズ」。

先ずは「第一回クラブチーム世界一決定戦」での活躍を祈ります。

あまり運のないカズですが、ありえないとは思いますが、
「世界一」になって欲しい気がします。

是非、がんばってきて欲しいと思います。
posted by 23book at 20:11| Comment(1) | TrackBack(2) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★ベテランも新人も楽しめる仕事を創る−マスターズを創った男―球聖ボビー・ジョーンズ物語

宮里藍が初めてメジャー優勝した。
「やっと」と思うかもしれませんが、やっぱりすごい。

あの年齢で、よくやるなぁと思います。
宮里藍が、カップにキスした写真が、印象的ですね。

最近、女子ゴルフの影響も受けて、ゴルフをはじめてみようかと
思っています。

前に親友に、「ゴルフも面白そうやな」と話したとき、飲みながら
あのマスターズの「ボビージョーンズ」の話がでました。
それで、「マスターズを創った男―球聖ボビー・ジョーンズ物語」という本を読みました。

本によると、
ゴルフは「楽しむもの」というのが、
あの「マスターズ」をつくったジョーンズの
終生変わらない基本的な考え方だったようです。

英米の名だたるコースでプレイしたジョーンズは自分の理想のゴルフを、
マスターズが行われている「オーガスタ・ナショナルGC」で形にしました。

 設計のコンセプトは非常に明快で、
 ・優れた名プレーヤーでも、たえず自己の技術向上に励むような、興味の
  つきないコースにしなければならない
 ・下手なプレーヤーでもビギナーにも愉快のラウンドでき、しかもどんな
  スコアを出してもまたプレーしたくなるようにアレンジしなければならない


 このコースの設計のコンセプトを読んだとき、自分のチームの仕事の進め方も
 こうでなければならないな
、と感じました。
 仕事の上手な人だけが活躍し、下手な人をおいてけぼりにしてしまうのではなく
 どんなレベルの人も意欲的に取り組めるようにしなければ・・・ 
 仕事の進め方の設計は、ゴルフコースの設計と共通する部分が多いと思います。

 今のチームの仕事をやり方を変え、ベテランも新人も、仕事の上手な人も
 下手な人も、みんな意欲的にチャレンジして、力をあわせて成果を出す、
 そんな仕事を流れを作りたいと思っている方に、ヒントになる一冊です。

 時間がない方は、「第4章:マスターズの誕生と伝統」の部分だけでも
 読んでもらえるとうれしいです。

「マスターズを創った男―球聖ボビー・ジョーンズ物語」
杉山 通敬 (著)


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