2006年01月09日

★「あきらめない」ことは本当に結果につながるか?−伏見工業山口監督に学ぶ

4569629911.09(山口先生).jpg高校ラグビーの全国大会の決勝戦が行われました。

あの「伏見工業」が優勝しました。

スクールウォーズのモデルとなった高校です。

この伏見工業の総監督が山口先生。
ドラマで主人公となった泣き虫先生です。


ラグビー代表として活躍した選手が、30代半ばで、京都でも荒れているとして名が通っていた伏見工業に赴任することになりました。

その頃の、山口先生は、
「よーし、やってやる!」と意気込みは大きく、
生徒たちにぶつかって行きますが、生徒たちは振り向いてくれません。

ラグビーを通じて、人生にとって、
人間にとって大切なことを伝えようとしても、生徒たちには届かない。



そして、花園高校との試合。
その前年、全国大会で準優勝をしていた強豪です。

その花園との試合を向かえ、山口先生は選手たちには、
「同じ高校生なんだ。やればできる。」と言ってはいましたが、
実際は、「到底、勝てるとは思っていなかった」と考えていたそうです。
でも、「一矢でも報えれば」と試合に臨みました。

しかし、試合は、全く歯が立たず、選手たちも、諦めムード。

山口先生は、「何で、立ち向かっていかないんだ。」と
悔しさに顔が歪んだそうです。
そして、余りの不甲斐なさに、席を立とうとしたそうです。

しかし、その時、気づいたそうでう。

「一番、悔しいのは、子供たちだ」と。

それから、試合を凝視し続け、試合は112対0という、
大敗となりました。

試合後、選手を集めました。
しかし、選手たちの顔から、悔しさは見えません。

山口先生は、叫びます。

「お前ら、悔しくないのか!」

キャプテンの小畑選手が、泣きながら、
崩れ落ちるように、言ったそうです。

「悔しいです!」

他の選手も続きます。

「花園に勝ちたい!」

そんな涙の叫びの後、山口先生は言います。

「お前ら、花園に勝つには、努力と覚悟が必要だ。
 お前らにそれはあるのか!」

選手たちは、決意を叫びました。

そして、
「この拳の痛みは3日で忘れる。
 しかし、この悔しさは忘れるな!」
という言葉と共に、
全選手を、殴ります。

それから、伏見工業は猛練習に猛練習を重ね、
翌年、花園に勝ちます。

その試合を、中学三年生の子供が見ていました。
「伏見に入りたい」と思ったそうです。
それが、あの平尾誠司
です。

その後入学した平尾が3年生の時、伏見工業は全国優勝を果たします。

このような内容を含め、当時を振り返り、そして今の日本を見て、
伏見工業の山口先生と平尾誠司さんの対談を収録したのが
「気づかせて動かす―熱情と理のマネジメント」です。

なぜ、不良の集まりだった伏見工業が強くなったのか?
なぜ、伏見工業の選手は、試合は、人々の心を動かすのかがよく分かります。
そして、本書を読んで、皆さんは涙を流すに違いないと思います。


言葉でいうのは簡単です。

「あきらめない」「愛を与える」

そんなことの原点が分かる本書は、

絶対にお勧めの一冊です。


是非、読んでみてください。

「気づかせて動かす―熱情と理のマネジメント」山口 良治 (著), 平尾 誠二 (著)

posted by 23book at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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