2006年02月25日

●荒川選手、おめでとう!

2006年2月24日午前5時20分。

もちろん起きて見ていました。
トリノ女子フィギュアスケート。


先ず、安藤選手が演技へ。

期待の4回転ジャンプは失敗。

その後も、何回も挑むジャンプが決まりませんでした。

しかし、最後まで演技をした安藤選手の顔は、
どこか穏やかな、ほっとしたような表情だったような気がします。

十八歳の女子高生は『滑りたくない。自信がない』と泣いて、
不安で一杯だったオリンピックで、

『自分には、世界で自分にしか与えられていない、
オリンピックで四回転ジャンプにチャレンジできる資格があるという誇り』


を胸に、やり切ったんだと思います。

しかし、日本人トップバッターの安藤選手の得点が伸びなかったことで、
『荒川選手、村主選手、大丈夫かなー』と、少し不安になりました。

そして、最終組。あと五人の演技を残すばかり。

トップバッターは、ショートプログラムでトップのコーエン選手。
しかし、最終のコンビネーションで、まさかの転倒!

その後は持ち直し、トップに踊り出ました。

そして、クールビューティー、荒川選手の番です。
引き締まった、気合いの入った、怖いくらいの顔でリンクに現れました。
日本人で一番メダルに近い荒川選手の登場に、
期待と、そして『転倒しないで』という願いが大きくなります。

リンクの中央に着いた荒川選手が、『息をつきました』。リンクの中央に着いた荒川選手が、『息をつきました』。

緊張が伝わってきます。

そして、いよいよ。世界選手権で優勝した時の曲、大好きな曲、
『トゥーランドット』。
この曲と共に、踊り始めました。

緊張の最初のコンビネーションジャンプ。

見事、成功!

その後も、ジャンプ、スピンを次々と成功させます。
その着地した姿、手と腕と脚と体の線が、本当に綺麗です。

そして、美しいスパイラル、イナバウアーから最後のコンビネーションジャンプを決め、
リンク中央からステップに入るとスタンドは今日初めてのスタンディングオベーション!

解説の佐藤有香さんも、『スケートが本当に 流れている。乗っている。凄くいいです』と。

そしてそのまま、流れに乗って、観客をくぎづけにし、最後のスピンからフィニッシュ!

荒川選手、目に力の入った笑顔です!

NHKの実況のアナウンサーも、
『この九年で一番良かったんじゃないでしょうか!』と興奮しています。

演技を終えた荒川選手は充実した、でも気持ちを落ち着かせて、結果を待ちます。
いよいよ得点が出ます。

いつも冷静沈着な荒川選手が膝を叩いて興奮しています。
そして、両手で小さく、しかし強くガッツポーズ!

やりました!

これまでの自己ベストの182点を、大きく更新して、なんと191点!
この大舞台で、文字通り最高の演技です!

続く、村主選手、キミー マイズナー選手の演技が終わり、銀メダル以上が確定しました。

そして、最終滑走者は、イリーナ・スルツカヤ選手。
この世界チャンピオンもオリンピックは別物なのか、まさかの転倒。

そして、荒川選手の金メダルが確定します!
本人は、信じられないという顔。喜んでいる顔もぎこちないったら・・・。

しかし、これは紛れもなく、日本のフィギュアスケート、初の快挙です!
これまでは、アルベールビル五輪の伊藤みどり選手の銀が最高でした。

本当におめでとう!荒川静香!


しかし、ここに至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。

1998年長野オリンピックでは、期待されたが結果が出ず、
「期待していたのに」と酷評されます。
また、前回のソルトレークオリンピックは出場さえできませんでした。

しかし、2004年の世界選手権で、見事優勝。
これを機に、引退を決意します。

しかし、周りからは「トリノへ」と期待され、迷いながらスケートをする日々。
また、「全体としての美しさ」より「一つ一つの技の精度」に重点を置いた
新採点法にも悩まされます。


スケートを辞めるか辞めないか、中途半端な状態で続きます。

荒川選手は心に誓います。
「スケートを楽しみたい。満足して、達成感をもってやりたい」と。

こんな苦難を乗り越えてのトリノでの栄冠です。
優勝後の荒川選手の記者会見でのコメントです。

●「この舞台で滑っているのが幸せだと思いながら滑りました。」
●「滑っているとき、スケート人生での最高の集大成になるとなんとなく感じました。」

●「まさかと思いました。スケート人生の最高の舞台にしたいと思っていましたが、金に届く とは思っていませんでした。」

●「続けて良かったです。続けるように言ってくれた周りの方に感謝したいと思います。」


今日は、「クールビューティー」の「あたたかい笑顔」のおかげで、朝からテンションが上がりました。

荒川選手、おめでとう!そして、村主選手、安藤選手も、ご苦労様でした!
posted by 23book at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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