2005年07月13日

●破壊王、橋本真也さんが亡くなった。

破壊王、橋本真也さんが亡くなった。1965年生まれの40歳。

橋本さんと言えば、今は「ハッスル、ハッスル」でお馴染みの(?)、
元柔道世界一の小川選手との闘いが思い出されます。

出会った当時の橋本さんは、
新日本プロレスで絶頂期にあったと言っていいのではないでしょうか?

1989年に武藤、蝶野と闘魂三銃士を結成し、そしてIWGPタッグ王者を獲得。
1993年にはIWGPヘビー級王者となる。
1996年4月29日IWGPヘビー級選手権、60分1本勝負では、
挑戦者であった橋本が、王者高田を撃破し、IWGPを奪還。
これからは、橋本の全盛期が続くと思われた。

しかし、ここで小川選手と出会います。

橋本さんはその時の心境をこう言っていました。

「強敵小川が俺の出鼻をくじいてくれたんです。この世界であぐらをかいていた俺のね。」

そして、橋本さんと小川選手は、97年以降、5度に渡る死闘を繰り広げました。
しかも、小川選手にとっては、プロ格闘家としてはデビュー戦の相手が橋本さんでした。

アントニオ猪木さんと初代タイガーマスクの佐山さんに鍛えられた小川選手は、
東京ドームのリングに柔道着で登場しました。

1997年4月12日異種格闘技戦 IN 東京ドーム。時間無制限1本勝負。

結果は、小川さんのスリーパー・ホールドが決まったと判断してレフェリー・ストップ。
橋本さんは敗けました。

格闘技最強であるはずのプロレスが、アマチュア柔道世界一に負けたことは、
プロレス・ファンにとってはかなりショックなものでした。

しかし、試合後の会見中に橋本選手が新日本プロレスの坂口社長に直訴して、
3週間後の再戦が決定。

しかも、橋本選手の申し出とおり、
異種格闘技戦としては異例の新日本プロレスの象徴である
「IWGPヘビー級のチャンピオンベルト」を賭けての戦いとなった。

1997年5月3日異種格闘技戦 IN 大阪ドーム。時間無制限1本勝負。
再戦の結果は、橋本が小川の顔面にキックを蹴り込み、小川が失神。
セコンド佐山聡がタオルを投げ込みTKOで橋本さんの勝利。雪辱を果たしました。

続いて二人の勝敗がタイとなった第三戦。1999年1月4日。
プロレスではタブーとなるガチンコで戦った。
拳で顔をなぐり、顔面に蹴りを飛ばし、プロレスでは「有り得ない」ことでした。

この時の小川選手の顔は、「狂気」に満ちた切れた顔でした。
この試合で橋本真也はボコボコにされました。

続いて1999年10月11日。
ここでも一方的に小川が攻め込み、立会人であるアントニオ猪木さんがリングに駆け込み、
特別レフェリーの藤波さんにレフェリー・ストップを要請し、試合は終わりを告げました。

橋本さんは、2戦連続で、小川選手に「こてんぱん」にされてしまいます。

そして、決意の2000年4月7日。
雪辱を誓う橋本さんは、頭を丸め、「負けたら引退」と宣言し、
背水の陣・決死の覚悟で試合に向かいます。

この試合は、テレビで生中継されました。
そしてプロレスファンのみならず、多くの人の関心を集めました。

この試合でも小川選手の優勢は変わりませんでした。
橋本さんは、何度も何度も倒されました。

しかし、倒されても倒されても、必死の形相で橋本さんは立ち上がり、向かっていきました。
あの気迫溢れる顔は忘れられません。

結果は、STOの6連発で非情の10カウント。
無情にも橋本さんのノックアウト負けでした。
この結果、「引退」をした橋本さんはこんな風に言っていました。

「戦いに向かっていくというのかな。
 俺達にはどこか安心しちゃってた部分があって、
 必死になって向かっていく姿で負けてたんじゃないかと思いますよ。
 今回、小川にここまで追い込まれるまで、俺も忘れてましたし。
 技を見せたり、受けたり、そんなことばかり考えた結果 、
 本当に必死になっている者に遅れをとったかな、と感じました。」


そんな「ふたり」は後に、活動を共にし、手を組みます。
お互いがお互いを認め合う関係にまでなったのです。

そしてなんと、あの「ハッスル、ハッスル」は橋本さんが発案し、
小川さんと作り上げたものです。

小川選手は、
「この目で確かめない限り、信じられない。
 一刻も早く、事実を確かめないと言葉も出ません。
 本人の携帯に電話して、(呼び出し音が)鳴ったんですけど」と言っていました。

しかし、約3時間も橋本さんの遺体に付き添った後小川さんは、
「同じ子どもを持つ身としてバカ野郎だね。子どもの事を考えると本当に涙が出てくる」と
言葉にならなかったそうです。

闘志溢れる橋本さんの顔。笑顔のかわいい橋本さんの顔。

まだまだ戦って欲しかった。勇気が欲しかった。

その一本気に突き進む姿。忘れません。

ご冥福をお祈りいたします。

橋本真也 vs 小川直也 THE 死闘
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posted by 23book at 00:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 最近のスポーツをみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBアリガトウございます。
ホント信じられないですよね。
40歳は若すぎですよ。
Posted by 芸能&スポーツ瓦版 at 2005年07月14日 12:36
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橋本真也さんのご冥福を申し上げます
Excerpt: 最初にニュースで訃報を聞いて1分ぐらい言葉を失った(;△;) 俺がプロレスを見始めたころ小川VS橋本の試合で 橋本さんは小川に負け新日本を退団したりしたが俺は ずっと橋本さんの活躍はTVや週間ゴ..
Weblog: 芸能&スポーツ瓦版
Tracked: 2005-07-13 19:07
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