2005年08月08日

人を動かすものは「この人の役に立ちたい」という想い−ジーコイズム

ジーコイズム〜すべての日本人そしてサッカーを愛する少年たちへ捧げる〜


「心が潤う人生でありたい」と思いながら、
何か息が詰まるような、心が枯れるような毎日。

でも、気持ちだけはあるんですよね。

「日本一になってみたいなー。。日本の役に立ちたいなー。。」と

思ったりするんです。
だから、日本代表の試合になると、なんとも自然と応援したくなります。


そして、今。

日本代表の監督と言えば「ジーコ」ですよね。

巷ではジーコ監督に対する評価は「賛成派と反対派」に分かれたりします。

ジーコが監督としてどうか?という議論はいろいろあるとは思うんですが、
僕はジーコが好きです。

何か熱いものを感じます。きっと日本が好きなんだろうと感じるからなんです。

そこで、この本を読んでみたくなりました。

タイトルは

ジーコイズム〜すべての日本人そしてサッカーを愛する少年たちへ捧げる〜です。

「すべての日本人」そして「少年たち」へ贈るジーコのメッセージは何か?

ジーコはJリーグができる前に日本に来ました。
でも、一度は引退し、スポーツ大臣を務めた後での来日です。

ジーコ自身としては、現役に復帰することも、まして日本に行くことも、
微塵も考えていなかったそうです。

しかし、ジーコがスポーツ大臣を辞める頃、ある日系人の友人がジーコには秘密で、
あることを始めていました。

その友人は日本のサッカー関係者と会い、「ジーコ、現役復帰」という話を進めていました。

そして、その友人からジーコに「日本でプレーする話がまとまった」という連絡が来たそうです。

では、なぜ、ジーコは日本に来たのか?

その話しは「ジーコという一流選手への誘い」ではなかったのです。
ブラジルから遠い日本というサッカーの文化がまるで根付いていない小さな島国から、
しかも茨城県の鹿島という名前も聞いたことのない小さな街から、
「サッカーを使って、この街を活性化したい」という思いのこもった誘いだったのです。
そして、現在はアマチュアリーグだけしかないけれども、本当に近い将来、「プロリーグ」が立ち上がり、日本にサッカーという文化を作り上げるためには、ジーコの力が必要だったのです。
そして、ジーコが思う最良の人生とは、「何かを成し遂げたという達成感」が存在するものであり、
このチャレンジによって、そのことを伝えられると思ったからなのです。

ジーコはブラジルでは「世界各国から子どもたちを受け入れ、サッカーを教えながら青少年の教育を
しよう」という思いの元、ジーコ・フットボールセンター」を経営しています。

つまり、ジーコの夢というのは、「スポーツを通して世の中に貢献したい」というものなのです。


ここを読んで思ったこと。

先ず鹿島の人はよくジーコをよくも誘ったなということです。
ちょっと考えてみれば、自分だったら「そんな超一流選手に依頼するなんて・・・」と
尻込みをしてしまいそうです。

でも、「思いを込めて、話はしてみるものだな」と思いました。

もうひとつは、人を動かすものは、「この人の役に立ちたい」という思いなんだなということです。
自分も考えてしまいます。自分は一体誰の役に立ちたいのかと。


例えば、このブログ。
「一人でも多くの方に、スポーツを通して、仕事での悩みを晴らして欲しい」と
思って書いています。


自分も「人の役に立てる人」になりたいと思います。


しかし、そんなジーコにも不安はたくさんありました。
1)当時38歳。90分間もフィールドで戦えるのか?
2)持病のひざの故障は何とかなるのか?
3)言葉も通じない、文化も違う国で、家族は幸せに暮せるのか?
4)子供の教育は大丈夫なのか?
などなど、、、様々な不安があったそうです。

それでも、ジーコは日本に来ました。

日本では東京の世田谷に住んでいました。
鹿島までは片道3時間。渋滞がなくても、車で一時間半はかかる距離です。
(世田谷に住んだ理由は家族から要望もあったそうです)

希代のスーパースターはひたすれ鹿島に向かい、チームを作っていきました。


ここを読んで思ったこと。

どんな人にも「不安」はあるんだな。「大変」なことはあるんだな。
それをどう受け止めるか、乗り越えるかは、その人の「決意」の問題なんだ、ということです。

最近思うことですが、「辛くなった時にこそ、どれだけ人のことを考えられるのか?」ということで、
人生が変わってくるのではないかと思います。

「これ以上やったら利益がなくなってしまう。どうしよう。。。」
「やってもうまく行くか分からないしなー。。。」
「夢を追いたいけど、大変だよなー。今のままで何不自由ないし、まーいっか。。。」
などなど、「心の揺れ動き」が、仕事や生活のシーンでは度々やって来ます。

そんな時こそ、どれだけ、「人を大切に思えるか」だと思うんです。
そしてそれこそが、「自分を大切にしている」ということを思わせてくれました・。


来日したジーコが日本で感じたことは、「基本ができていない」ということでしたが、
それを徹底して鍛え上げ、わずか数年で弱小アントラーズをJリーグの最初のシーズンの
優勝チームへと変身させてしまいました。

そんな鹿島の選手はジーコが見る限り、テクニックは世界のどこに出しても恥ずかしく
ないものになっていると言います。
体力面で言えば、怪物的と言っていいくらい日本人は体力があると言います。

そんな日本とブラジルの力の違いはどこから生まれているのでしょうか?

日本人はいつも「失敗したらどうしよう。。監督に怒られるのではないか。。」という
不安が生まれます。
そして、日本では一番にならなくても尊敬されることがあります。

一言で言えば「集中力と自信の差」が結果の違いを生んでいるのだと言っています。

つまり。勝負に対する姿勢や気持ちの部分で、日本とブラジルの間には明らかな
違いがあります。

しかしジーコは、この日本人のメンタリティーが変化して行けば、日本がW杯で
優勝できる可能性さえあると言っています。


ここを読んで思ったこと。

「集中力と自信」。言ってしまえば、とても簡単な言葉です。

しかし、これを突き詰めることって、簡単ではないな、と。
むしろ、とても難しいことのように思います。

それこそ、「根拠のない自信」だったり、「ただのやる気」だったり、
「口先だけの決意」だったり、そういうものだったら、いくらでも、誰でも、「言えます」。

でも、でも。。。

それを「人に胸を張って言えるくらいやる、揺るぎない思いを持ってやる」ことって、
この他難しかったりします。

「できない理由」を言ったって始まらない。「できない理由」なんていくらでも出てくる。

しかも、それは全て「自分の甘え」によるものなわけで。。。

自分も自信をもって戦いたいと思います。

そのためには、毎日毎日を大切にし、集中して行き、「なんとしても夢を実現したい」と思います。



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  今 回 の ま と め 
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●:ジーコイズムは、こんなときに読んでみたら?
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「自分は恵まれていない環境にいるんだ」とか「自分だけが大変なんだ」なんて思って、
自分ばっかりがかわいくなって、そして自分だけに一杯一杯になって、
広い心や大きな志が持てなくなっていたら、是非、手にとって読んでみてください。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

83ページ〜109ページの「第二部 これが勝利の法則だ。」の
「第4章 なぜ泥だらけのスパイクを放置するのか」
「第5章 困難な状況でこそ冷静になれ」が一番面白いと思います。

その中でも、第5章の「攻める時の集中力と自信が欠如している」と
「厳しい注文が人を伸ばす」は必見だと思います。
posted by 23book at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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