2005年08月20日

★人材集めと組織づくりを学ぶ−球界地図を変えた男・根本陸夫

根本1.jpg
やりたいことは決まった。
さあ、メンバー集めだ! 人材募集だ!!と思っても
なかなか簡単にできません。

そんなとき、例によって親友に相談したところ、
根本さんの話をしてくれました。
おススメの本の書評も送ってくれたので、載せます。

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ダイエー(現ソフトバンク)王監督の前の監督で、
もう故人となってしまった根本さんではありますが、
あの眼光鋭い表情は忘れられません。

根本さんの表舞台での経歴は輝かしいものではありません。
選手生活は実働わずか4年。また、監督生活は11シーズンで勝率は5割に届いていません。


しかし、根本さんが指揮をとったチームは、
その後、必ず「黄金時代」を迎えています。


広島カープという財源の乏しく、市民からのカンパなどさえ集めていた球団で監督となり、
西武ライオンズでは堤義明オーナー、福岡ダイエーホークスでは中内功オーナーと、
希代のカリスマ経営者の元で、監督となりましたが、結果はイマイチ。

しかし、根本が監督を辞めた後、それぞれのチームは「常勝軍団」となります。

これは決して偶然ではなく、根本さんが「勝つための土台づくり」を
していたから
こそのことだと思います。

そして、その要となった戦略が、「人材の獲得」です。
それはある時は人情で、ある時は戦略的に、ある時は金に任せて・・・と、
数々の名選手を、他球団を「やられた!」と
悔しがらせるあっと驚くウルトラC で獲得しました。


そんな根本さんの生涯が綴られているのが本書です。
そして「人脈づくり、人材づくり、組織づくり」について
詳しく書かれています。

忙しい方は、
●「114ページ」の「ナイスガイ」
(秋山幸二という後の超一流選手のドラフト外指名)
●「158ページ」の「育てながら勝つ」(広岡から森への監督交代の裏舞台)
●「184ページ」の「ヘッドハンティング」
(根本さん自身が堤・西武から中内・ダイエーへと移った事情)
●「200ページ」の「事後承諾」
 (中内オーナーに承諾を得ずに実行した西武秋山の獲得)
●「223ページ」の「引き抜き」
 (西武工藤・石毛の獲得と進学が決まっていた城島の強行指名)

だけでも先に目を通して見てください。
根本さんの人材獲得のための秘策・奇策がつまっています。

そして、「人材への執念」「勝利へのこだわり」
「絶対にあきらめない気持ち」「可能性を信じる心」
が感じられます。

また、「105ページ」の「夢見たON対決」では、
「長嶋・西武 VS 王・巨人」の実現をも目指していた中、
「力があれば、殺したいほど憎いヤツでも使うのがプロ」と、
トラブルメーカーと危惧された広岡さんに監督就任を依頼した、興味深い話も。

本書は、根本さんの自伝に間違いない内容ではありますが、
彼がこだわった「人への考え方」が分かる完全な「ビジネス書」です。

「人をどう評価するか?どう獲得するか?どう育成するか?どうやる気をもって
もらうか?」などといったことに、新たな視点を求めているビジネスマンにお勧めです。

球界地図を変えた男・根本陸夫
日経ビジネス人文庫 浜田 昭八 (著), 田坂 貢二 (著)

posted by 23book at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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