2006年06月26日

★リーダーシップについて考える−監督に求めるもの

4797671084.09(オシム).jpgジーコジャパンが解散となり、もう次の監督の話がでています。

有力なのは、オシム監督だとか。

会社の後輩に、「オシムのコトバは勉強になりますよー」と進めてもらったので、そのまま「オシム 語録」で検索したところでてきました。まさにオシムの語録が。

少し読んで見ると、なんともインテリジェンスを感じさせながら勝つことへの執念を垣間見るコメントの連続です。

「肉離れ?ライオンに襲われた野うさぎが逃げ出すときに肉離れしますか?
準備が足りないのです。
私は現役のとき一度もしたことはない。」


こういわれてしまうと・・・ がんばらないわけにはいきません。

個人的に、ジーコにずっと思っていたこと。
それは、「的確なタイミングに、適切なアドバイスができたのかな?」

どうも、試合前も、試合後も、なんか気が入らない感じが。
気になっていました。

放任主義と、丸投げは違う、というビジネス書の一節を
思い起こさせるような・・・

チームが負ける原因は、監督にもあると思いますが、
どうもそんな感じも、ジーコからはしない。

リーダーには、やはり、選手一人一人を見つめ、
的確なアドバイスを出してあげることが必要なのではないかと思いました。

そして今日、オシムの語録が読み足りなくなり、早速「オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える」を購入しました。
楽しみです!

posted by 23book at 21:02| Comment(18) | TrackBack(4) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月21日

★「理解を求めた」宿沢さんのご冥福をお祈りします。

4340043001.01(キリカエ力).jpg「選手が理解をしてくれれば、チームに100%の力がでて、個々の能力としても若い選手なら120%力がでるといっても過言ではない。
しかし今、選手に理解を求めることができない指導者が多い。

今これをもっとも確実に発揮していると思うのが早稲田。現在の清宮(当時)監督は、とてもうまいと感じる指導者です。」


ラグビー日本代表元監督、宿沢さんのことばです。
普段の仕事の場でも、「遠慮して言わない」「いってもどうせわからない」と自分自身逃げていないか?とはっとさせられることばでした。

以前にもご紹介した本、「キリカエ力は、指導力―常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング」には、「コーチング」にスポットをあてて、ラグビー界のリーダーの話が続きます。

宿沢さんのコトバを再度かみ締めて、
素直に、思いをチームのメンバーに伝えながら、
一歩一歩、成果に向かって、
進んでいこうと、思います。

posted by 23book at 16:53| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★ジャパンのサッカーは、日本企業の縮図

4092532660.01().jpg連日のワールドカップ。 日本はがけっぷちです。
でも、どこか応援する気になれない。
おそらくそれは、「攻め」のがんばりが見えないからだと思います。

そして、2戦とも、見ていると「企業の営業」を思い起こさせる内容でした。

・パスがスムーズに回らず、攻撃につながらない
 = 情報がスムーズにいきわたらず、提案につながらない

・攻められるタイミングなのに、なぜか間合いをはかってしまう。
 = 提案やクロージングにもっていけるタイミングなのに、
   もう一歩いかない

・攻められず、点がとれない状況を、何とかキーパーがカバー
 = 結局は旧来の稼ぎ頭の事業部の収益に頼る。


中田が子供向けに書いた本に、

「試合では、落ち着いて、冷静に考えて行動することが重要」
ありました。

2戦目では、入場のときから、目だけが血走っていて、
気合が空回りしていました。

ああいう戦い方のような、仕事の進め方は、結果がでない、ということ。
再度復習させられました。

posted by 23book at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

★若いイズムはどこまで伝わるか?

4062132710.01(清宮最新).jpg
今村選手が、初キャップです。
おめでとうございます!

たくさんの先輩たち混じって、どれぐらい「清宮元監督」
のマインドを持ちながら戦えるか、

また、そのマインドが、他の先輩たちにどれぐらい伝わり、
勝利に近づけるか、楽しみです。


新年度になり、新しい仕事に取り組むにあたり、新しいチーム編成の構想を考えていると、やはり「清宮イズム」が考えの中に大きな影響を与えます。


今までやってきたから、やる、というような発想を崩せるのは、
伝統的な練習方法を変え、勝利に導いた清宮元監督の影響が大きいです。
その他にも書けばきりがないですが・・


とにかく、今村選手、がんばってください!
posted by 23book at 22:32| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

★仲間と勝てる喜びを知る − イチローの言葉より

4835615123.01(イチロー).jpg
先日の「Get Sports」でイチローがインタビューに答えていました。

「WBC優勝で、
 イチローが変わったと言われていますが、
 どう思いますか?」

 との問いかけに、こう答えていました。

「プロに入って、本当の意味で、仲間と言えるような
 関係を築けるとは思っていなかった。

 だって、プロにとってみれば、チームメイトも
 みんな敵なわけですよね。

 そのチーム内の敵との競争に勝って初めて、試合に
 出られるわけで。

 だから変わったというよりも、
 そういう気持ちにプロでは始めてなった、
 という言い方が正しいと思います。」

イチローほどの天才でも、
「競争」を意識していることに
びっくりしました。


「競争」とは無縁の世界で、もう飛び抜けた才能の中で、
「何でもかんでもできる」と思えるくらいの、

ある意味での「余裕」が、あるんじゃないかと
思っていたので、少し意外な感じがします。


そして、こうも言っていました。

「ただ、あの大会が今の自分に大きな影響を与えているのは凄く感じます。
 自分のここ(胸を指して)には、日の丸がありますからね。
 それに、世界一だという誇りもあるわけですからね。

 アメリカには、どんなに成績を残しても、
 いちゃもんをつける奴がいるんでしよ。

 でも、これからは、そういう人にも、
 『あっそう。でも悪いけど、世界一だから』って言えますからね。

 何を言ってきても、『あっそう。でも悪いけど、世界一だから』って
 言えますからね。」

と。

きっと、色々な屈辱を受けて来たのでしょう。
そして、それに対して、何か「言い返せなかった」「後ろめたさ」を
感じていたイチローがいたのだと思います。

確かに、イチローは「ヒット数世界一」の記録を樹立しても、
「内野安打が多い」とか、色々と文句を言われていました。

そんな中での「世界一」「日本」「仲間」ということに、
イチローが大きな力をもらったのだと思います。

ちなみに、同時間帯の別番組で、

清原と佐々木の対談があり、その二人が、
「イチロー」をべた誉めしていました。

「熱い、男気のある、努力家」
だと。


「世界一」「日本」「仲間」。
「熱い」「男気」「努力」。


自分も、イチローとジャンルは違えど、毎日の仕事にただただ満足せず、
この言葉を持ち続けていきたいと思います。

どうしても日々の仕事ですと、「仲間」というより、「連帯責任」のような
見方をされてしまう、「個人のスキル」という視点で、どうしても自分、自分に
なってしまい、仲間は2番目に考えてしまう・・・ なんかおかしい。
そんなときに、勇気がでる言葉です。大事にしたいと思います。




posted by 23book at 20:42| Comment(1) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月12日

★誰をチームの起動力とするか?−金本の904試合連続出場に学ぶ

今年のゴルフ・マスターズのナビゲーターをやっていた
星野シニアディレクターは
ご存知のとおり、弱小阪神を優勝までのし上げた指揮官でした。

先日発売されたThink の仕事に活かすコンサル「力」の特集でも、楽天の野村監督が
「私の後を継いだ星野監督の最大の功績は、金本を阪神に
引っ張っていたことだろう」
といっています。

阪神優勝の原動力となった金本が、世界記録となる
904試合連続出場というすごい記録を打ち立てました。
(記念切手も発売されるようですね)

骨折しても試合に出場し、片手でヒットを打つ姿に、
チームの若手は、大いに刺激されているようです。

さらにThink の仕事に活かすコンサル「力」の特集で野村は、

「中心となる選手が、監督の方針を理解し、練習や試合で
 模範となる態度を示してくれると、チームはまとまり
 いい方向へいく」


「星野監督のもとでは3番打者としてチャンスメークに徹し、
 岡田監督のもとで4番を任されてからは、5番の今岡とともに
 ポイントゲッターとなった。 

 常に自分の役割を認識し、チームの勝利を第一に考える姿勢は
 監督にとってどれほどありがたいことか」


チームづくりには、やはり柱となる選手が必要であり、
柱の選手を中心に、チームが結果を出せば、その選手はさらに伸びる。

その姿をみた若手が奮起し、またチームは結果を出す。

まさに好循環ですね。

「誰をつれてくるのか」そして「どういう影響をあたえるのか」
これも指揮官の大事な仕事だとあらためて確認しました。


アニキ、これからもがんばってや!
その背中に、勉強させてもらうで!



posted by 23book at 01:00| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月31日

★「イズム」のあるリーダーシップ −春口×清宮対談に感じる

4334033458.09(清宮春口対談).jpg
「清宮克幸・春口廣対論 指導力」は、ライターの松瀬さんがあとがきで書いていましたが、「ああ、愉快にして、奥深く、考えさせられた時間だった」というのは、読後の感想そのものです。

似た話は、何度も他の本で読んでいたのですが、
どちらかというと、特に後半は、これからどうするか、「ジャパン」をどうするかの「夢」がいっぱいつまっていました。

二人のウソ・ごまかしのない対談を聞いていると、
清宮監督にも「教育者」的な面があり、春口監督にも「ビジネスマン」っぽい面があるのだと、発見させられました。

二人とも、「チームをこうしていきたい!」という「清宮イズム」「春口イズム」に満ち溢れていますが、自分ひとりでは何事もならないとよくわかっているような気がします。

清宮監督は、新しいグラウンドのある上井草を巻き込み、
春口監督は横浜を巻き込む。関東学院は、横浜マリノスとも提携するとか。

先を見据えた、根をしっかり張るような施策ですが、現在の企業でも
どこまでやれているか、あやしいものです。

まさに集大成でしたが、これからのお二人にますます期待したい、楽しみな気持ちにさせてくれる本でもありました。

お二人とも、これからもよろしくお願いします!
posted by 23book at 01:24| Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月29日

★リーダーシップの基本を復習 − 楽天野村監督より

Think の仕事に活かすコンサル「力」の特集に、
楽天の野村監督が出ていました。

「野村再生工場」の話がメインではありますが、最近忘れがちな
基本のリーダーシップについてもおさらいしています。

・自己中心的な振る舞いをしてきた中心選手は、指導者の立場に立つと苦労する。

現役時代にチームより個人を優先させてきたのに、監督になった途端、
チーム優先を説いても説得力をもたない。
現役のときは勝手なことをしていたくせに」と反発心をあおり、
チームがバラバラ
になってしまう。

・指導者に、「もうこれでいい」というときはない。人に成長を促すものは、
自分自身も進化をしていかなければならない。


高度なコーチング理論を実践するまえに、基本を忘れてはいけないなぁと。
改めて思いました。

また記事の中で、自分の後継者として育ててきたという自負を持つのは、
古田だといってます。
交流戦、いや日本シリーズで、師弟対決がみたいですね。

posted by 23book at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

●ライバルが勝負を面白くする−大相撲春場所に学ぶこと

414081084X.01(朝青龍).jpg今日千秋楽を迎えた大相撲春場所。
まさかの優勝決定戦の末、朝青龍が優勝しました。

優勝後の朝青龍のコメントで、
「若い勢力が強くなってきている。負けないようにもっと稽古したい」といっていましたが、今までの朝青龍独走状態では、決して朝青龍が強くなることは難しいように思います。

今回、その勝負を脅かしたのは、白鵬。

今日の相撲ももう一歩のところで残念でしたが、相撲の内容は充実していて、これからが楽しみです。

ふと、ラグビーの清宮監督と関東学院の春口監督
思い出しました。

清宮ワセダがあそこまで勝てたのは、やはりライバルがいたから。
そして応援してくれるひとがいるから。

強力なライバルがいない勝負事は、
今ひとつ面白くなく、楽しめないのかもしれません。


それにしても朝青龍、「まいど!大阪」は・・・
協会に怒られないのでしょうか。
そんなちゃめっけたっぷりのところは好きですね。


posted by 23book at 00:03| Comment(0) | TrackBack(3) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

★GQ5月号から−古田式の野球から何が学べるか?いまから楽しみ。

B000EUMH1Q.01(GQ古田).jpg「GQ JAPAN 05月号」
に、古田が特集されています。

内容はトヨタ時代の話がメインです。
古田が実はトヨタの工場に勤務していたなんて・・・


GQの記事にもありますが、他の選手と違うのは、
2年間のトヨタでの勤務があったからだと思います。

その経験が選手会長としての交渉力や、皆から
頼られる存在になっている所以でしょう。

監督でありながら、選手ということで、チームメイトを一人の大人の選手としてみたい。自立した、自覚をもった選手として接し、結果をだしたい、ということが古田の気持ちのようです。

今シーズンの古田の采配からは、他の監督からは学べないものがある、と、いまから期待しています。

古田のルーツを探るには、コンパクトにまとまっていてなかなか面白かったです。

posted by 23book at 01:20| Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

★「絶対にあやまらない」−まっていた対談から

4334033458.09(清宮春口対談).jpgやっと手元にとどいて、読み始めました。
松瀬学さんの「清宮克幸・春口廣対論 指導力」

まず二人の写真から。

大きな勝負を指揮してきた二人の顔は、
なんか文句なしに「かっこいい」ですね。

読み始めましたが、インタビュー&対談形式なので、あっというまに読めます。

中盤あたりの清宮監督の言葉に、

「ぼくは絶対謝んない。」

「自分で間違っていると気づいたらすぐに謝る」


と、一見矛盾したことをいっています。

きっと、自分が信念をもってやったことは、少々他人にいわれても
あやまらない。

でも、選手の顔をみて、自分自身が「まちがっていたな」と思えば
すぐに謝る、ということかと思いました。

最近、なかなかこういうリーダーっていないなぁと思います。
こういう「骨」のある人と仕事をしたいものです。





posted by 23book at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

●「まっすぐ」な気持ちが結果を産む − 王ジャパンおめでとう!

普通に考えれば、「王ジャパン」は実現しなかったのかもしれません。

なぜなら、現役のプロ野球の監督が、シーズン前の大切なキャンプ、
オープン戦の時期に、完全にチームを離れることになってしまうからです。

しかし、王監督は、

「サッカーのW杯だって今でこそ世界的な大会だが、開催当初は
 さまざまな問題や反対の声もあったはず。
 でも、それに屈することなく続けたから大規模な大会になった。

 WBCも、この第1回を開催することに意義があるんだ」

そして

「日本の、そして世界の野球発展のために」

という信念で快諾しました。


王監督というのは、とにかく、「真っ直ぐな気持ち」を感じる人です。>続きを読む
posted by 23book at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

★「勝ちたい」気持ちがなければやっぱり勝てない − WBC決勝進出に学ぶもの

4835615123.01(イチロー).jpg今日、王ジャパンは、宿敵の韓国に
0−6と完全勝利しました。

今回の勝ちは、技術論、ゲームメイク、というよりも
「気持ち」「気迫」ではなかったかと思います。

・最初から「気持ち」を技で魅せて、
 チームをリードしようとした
 イチロー

・勝ちたい「気持ち」は十分すぎる
 ほどだったにも関わらず、空回り
 してなかなか思うようにいかない
 松中

・大きなプレッシャーの中で
 「気持ち」を完全に集中させ、
 見事2ランホームランを放った福留

・そして、「気迫」のピッチングで、
 攻撃の気持ちがカタチになるまで
 踏ん張りぬいた上原

「気持ち」という一つのキーワードが、こうもきれいに連鎖的に作用すると、完膚なきまでの勝利を収めることができることを教えてもらいました。

出場している選手だけでなく、ベテラン選手たちもしっかりと見守り、勝ちたい気持ちを、グラウンドに送り続けていたようにも思います。


そして、個性派集団をうまくまとめて、勝ちに導いた王監督は、
やはり「すごい」のひとこと。

みんなの気持ちを引き出し、包み込み、まとめあげていく。
王さんにしかできないと思います。

気持ちといえば、早稲田の清宮元監督の采配もすごいのですが、
王さんはもっと達観しているというか・・・ 無条件にすごいです。

コーチング、とか難しい話ではなく、気持ちをひとつにまとめる技量は
やはり勉強になります。


いろんな技術論や組織論を論じる前に、どうしたら皆の気持ちを引き出し、
まとめられるか。勝敗の鍵はここにある
ことを、
あらためて教えてもらいました。

そうでなければ、イチローもあそこまでプロの仕事はできないのでは
ないかと思います。また、イチローの本を、読み返して、自分自身、気持ちを高めて、仕事に取り組んでみようと思います。

王ジャパンの皆さん、ありがとうございました!

posted by 23book at 23:05| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

★「自分さえよければいい」という考えをすてる−早稲田清宮元監督に学ぶ

4062132710.01(清宮最新).jpg
清宮元監督の最新刊「究極の勝利 ULTIMATE CRUSH―最強の組織とリーダーシップ論」を読み終わりました。

チームメンバーの采配やゲームメイクの理論には、やはり学ぶものが大きいのですが、今回の本で特に印象に残ったのは「明治への苦言」でした。

早明戦を控えた3ヶ月前、補強の必要性を明治にアドバイスしましたが、一向に取り組む気配がありません。

試合でも、早稲田に対して何の対策もなく試合に臨む、「失われた早明戦」

挙句の果てには、明治が帝京に大敗した試合のハーフタイムに喫煙コーナーでたばこを吸っている明治の監督を目撃してしまいます。

「選手たちの気持ちはどんなもんだったのか。
 このような状況で、命をかけてタックルにいけたのだろうか」


と清宮は苦言を呈します。

日本のラグビーの発展へ向けて、「早明戦」が
重要な役割を果たすことを重々理解し、その上での「苦言」だったと思います。

これからのラグビーを本当に心配していて、そこには自分の考えを
自己満足的にただただ押し付けたい、ということはなかったはずです。



これから、サントリーに活躍の場を変えて、おそらくまた成果を出して楽しませてもらえるはずですが、「サントリーが勝ちさえすればいい」とはおそらく思わないでしょう。

日本のラグビーが発展の兆しを見せ、
「超・具体的に」「超・行動的に」カタチになるまで奮闘してもらえることと思います。

ぜひ、日本のラグビー発展を通じて、
不況の前線で日々仕事に取り組む我々ビジネスマンに、
勇気をもらえれば、うれしいです。

「まわりに迎合していくような

 タイプではない。

 いうべきことはいわなければならないと

 常に自分にいいきかせている」


清宮元監督のことばです。
自分も、そうありたいと、思います。


posted by 23book at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

★やっぱりリーダーシップの教科書−早稲田・清宮元監督の最新書に学ぶ

4062132710.01(清宮最新).jpg日本選手権からひと段落して、ついに出ましたね。

清宮監督のまとめの一冊−「究極の勝利 ULTIMATE CRUSH―最強の組織とリーダーシップ論」

さっそく買って読み始めています。
今までの復習の部分も多いですが、やっぱり内容が濃いです。

ラグビーのテクニカルな部分よりは、
チーム建て直しにあたってのトライ&エラーが生々しく綴られています。

ビジネス用語で、コーチングが巧みに説明されているわけではありませんが、日々の仕事の中で、自分のチームを「再起」させる責任を持つ人には、そのエッセンスはめちゃくちゃ役にたちます。

読んでると、泣きそうになる瞬間が何度もきます。
それは、清宮元監督が、ただただ勝利一辺倒の効率主義者ではなく、
「人とひと」のつながりも大事にしながら、一歩一歩つみあげてきたからだと思います。

土田監督とのやりとりの話もすごくいいのですが、
中盤に出てくる、「木こりの木」の話。ささやかな話しかもしれませんが、すごく泣ける話しでした。

続けて読み進めようと思います。
posted by 23book at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

★今回もたくさんのヒントをもらいました−トリノオリンピック

B000BRBPFG.09(荒川静香).jpg 「荒川・金メダル」で、最後一気に盛り上がった(?)トリノオリンピック。

今回も普段の仕事に役立つヒントをもらいました。


●荒川選手が金メダルをとったことは、他のどの選手が取るよりも勇気付けられることでした。


・採点方法が変わる前に世界チャンピオンになったものの、新採点方法には戸惑いながらも、しっかりと結果を出した。


・しかも、「自分らしいすべり」にもこだわり、いまや日本人なら誰でも知っているぐらいの「イナバウアー」で世界を魅了した


「しっかりした力があれば、

 自分のこだわりも残しながら、

 勝つこともできる」



時代の変化のせいにして、自分の持ち味にこだわらない。

自分の持ち味にこだわりすぎて、時代の要請に応えない。


こんな企業の商品やサービスが多い中、
両方をバランスよく配合することで、結果を出すことができることを、
荒川選手は教えてくれました。


※荒川選手の、少しリラックスしたコメントをよむと、普通の24歳の女性だな、と思い、少しほっとしたりします。




●「カーリング」という競技、一気に知名度があがりました。
 あれだけ真剣なまなざしで取り組まれると、なんか見てしまいますね・・・

 今回、一気に注目度があがり、問い合わせが殺到しているとか。
 自分なりに努力をしていれば、いつかみんなが見てくれて、評価してくれる、
 あたりまえですが、日々の仕事でつい忘れそうになることを、
 確認させてもらいました。


最新号のNumberでは、今回のトリノが総括されています。
記念に一冊買って、手元においています。

自分が日々の仕事で悩んだとき、また開いてみようと思います。
posted by 23book at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

★自分のスタイルで勝ち取った「37歳の日本代表」 -ラグビー・村田亙に学ぶもの

4575298662.01(村田亙).jpg今日の日本選手権で、同点ではありましたが、優勝した東芝府中。

雨の中ハードな戦いでしたが、最後のロスタイムでは、怒涛の闘志を見せてもらいました。

かつて、低迷した東芝府中を見事トップレベルに引き上げた不屈の闘志を持ったラガーマンがいました。

村田亙選手です。

小さいころから体は小さく、決して環境に恵まれたわけではないラグビー人生だった村田選手は、日本人で初めて、フランスで「プロ・ラグビー選手」になった人です。
そして37歳で日本代表になった「奇跡のラグビーマン」です。

かつてのライバルであった堀越は、指導者として活躍中ですが、村田はあくまで「現役」「日本代表」にこだわり、ラグビーに精進してきました。

その精進っぷりは・・・ おそらく、自分がいろんな場面でいくらがんばっても、
とても比較にならないぐらい「すごい」もので、勝てないと思います。

●自身のポジションに対するこだわり・・・体が小さくても活躍できるスクラムハーフへ、執着し、なんとしてもそのポジションでプレーできるよう、努力を重ねます。

●日本代表に対するこだわり・・・プロチームとの契約を打ち切ってでも戻ってくるこだわり。でも自身がこだわって戻ってきたにも関わらず、日本代表には選出されなかったことは、いつでも努力がハッピーエンドにつながるとは限らない「シビアさ」を教えられます。

●自分の気持ちに対するこだわり・・・プロチームにいたとき、一時期試合に出れなくなった時期に自問自答している村田選手の姿に、一番感銘をうけました。

「お前はこわがっているんだろう チームが展開指向だからといいながら、本当は行くのがこわいんだろう。
 あの大男たちが待ちかまえる狭いサイドへ突っ込む勇気がないんだろう。」

チームのゲーム展開方針のせいにして、自分のプレーをしていなかった自分を
追い込みます。そして、

「行こう。走ろう。突っ込もう」

自分のスタイルで、壁に向かう決意を固めた村田選手は結果を出すことができ、
ジャージーの「9番」を自分のものにしました。


トリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川選手は、点にはつながらない
「イナバウワー」を本番で披露しました。

「スケートを美しく滑りたい」という気持ちが、そうさせたと思います。
でも、点にならない演技を盛り込む「勇気」は、出来そうでできないのではないかと
思います。


普段の仕事でも、「会社がこうだから」「取引先がこうだから」「上司がそうだから」と
言い訳をすることは簡単です。

でもそれで本当にいいのか?
自分は納得しているのか?
自分のスタイルをトライしているのか?


考えさせられるのが「奇跡のラグビーマン―村田亙37歳の日本代表 」です。
少し厚めの本ですが、思わず最後まで読んでしまいます。

自分のスタイルでがんばっていいものか?
疑問に感じるときがきたら、また読み返したい一冊です。





posted by 23book at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

★ラグビー界の各リーダーのコトバに、リーダーシップを学ぶ

4340043001.01(キリカエ力).jpg「選手が理解をしてくれれば、チームに100%の力がでて、個々の能力としても若い選手なら120%力がでるといっても過言ではない。
しかし今、選手に理解を求めることができない指導者が多い。

今これをもっとも確実に発揮していると思うのが早稲田。現在の清宮監督は、とてもうまいと感じる指導者です。」


ラグビー日本代表元監督、宿沢さんのことばです。
普段の仕事の場でも、「遠慮して言わない」「いってもどうせわからない」と自分自身逃げていないか?とはっとさせられることばでした。


「日本一のラグビー選手になる。そう思うことにお金はいりません。
力もいりません。身長もいりません。思うだけなら何もいらないんです。
でも思わなければ近づきません」


伏見工業総監督山口先生のことばです。
普段の仕事の場でも、「どうせ無理やろう」「お金がないしできない」と
言い訳ばっかりして、「こうなりたい!」という想いがあるのか?

自問自答させることばでした。


「負けても殺されへんで」

平尾誠二のことばです。
勝つことに対するこだわりと同じぐらい、柔軟に考えられる平尾の頭脳に
また感服しました。

今回ご紹介した本、「キリカエ力は、指導力―常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング」には、「コーチング」にスポットをあてて、ラグビー界のリーダーの話が続きます。

先日紹介した「勝てる組織」でも紹介したとおり、ラグビーは他のどのスポーツよりも、普段の仕事や企業経営、チーム運営に役立つかもしれないと感じている今日この頃です。

posted by 23book at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

★勝利に向けたチームづくりを、古田と平尾に学ぶ

4532164389.09(勝利のチームメイク).jpg 清宮監督が古田監督と対談するまえに、古田は平尾と対談していました。

先日紹介した「日本型組織ではもう勝てない」もそうでしたが、今回紹介する「勝利のチームメイク」でも、古田と平尾が、野球とラグビーという枠を越えて、「勝つためには、どういう組織が必要か?」いろいろと意見交換しています。

二人ともが共通しているのは、

●「何のためにこのプレーを行おうとしているのか」ということをチーム全員が理解していないと、いいプレーも出来ないし、いいゲームを展開できない

つまり、

企業組織でも、メンバーがそれぞれの意図を理解しあって仕事を進めた場合と、個々が何も考えずにただルールと指示だけを守って仕事を進めた場合とでは、仕事の完成度がちがう、ということです。


古田は、対談の中でもうひとつ興味深いことを言ってます。

●「記憶」に判断が邪魔されるケースがよくあります。
 インコースへ放った変化球を特大ホームランにされたとすると、
 実際の対戦成績を振り返ってみると、インコースの変化球を打たれたのは
 この1球だけだったりする。
 あまりに見事に打たれたので、何本も打たれてしまったような「印象」を
 「記憶」が作り上げてしまう。


敗因を分析するときに、特に大事な視点だなと思います。


この本では、その他にサッカーの岡田監督と平尾の対談も展開し、
その後古田と岡田の対談も続きます。

「勝つ」組織作りのヒントがたくさんつまっています。
対談形式なので、とても読みやすい一冊です。





posted by 23book at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月15日

★日本型組織では勝てない−ラグビー・平尾に学ぶ

4478372853.09(平尾).jpg清宮監督が、組織作りの参考にした土田元サントリー監督。

その土田元監督がともにジャパンのチーム作りに取り組んだのが、同志社で一緒にプレーした、「ミスターラグビー」こと、平尾でした。

まさに「知将」の平尾は、ジャパンの監督を辞任したころ、『「日本型」思考法では、もう勝てない。』という本を出版しています。

その本では、野球の東京ヤクルト古田監督とも対談しており、スポーツの通して、現在の日本の組織のあり方を語っています。


古田監督との対談では、

●「今まで上司のいうことを聞いていたらいい、という社会から、自分がどう感じるのか、どう考えるのかということが
重要な社会になってきた。」



平尾が指摘した、現在のプロ野球の弱点です。
まるで今の会社とおなじ・・・


●「僕らゴール型の球技のなかにも、世界のトップレベルだといえるような
スポーツがないのは、選手自身に、主体的に考える習慣がなかったからだと
思います。
上司の顔色を伺いながら、どうするのかな?と気になってしまう。悪いことだとわかっていても、上司が言ったからやる、といった土壌がある」



平尾は的確に指摘し、古田もそれを認めて、話が続きます。


先日、清宮監督と古田監督が対談をしたようですが、
この本では、監督就任前の古田と、平尾の対談が展開します。


プロ野球界、ラグビー界の「知将」同志の対談は、
「勝てるチーム作り」のスポーツの組織論ですが、
これはまったく、普段の仕事、企業の組織のありかたと
まったく同じです。


時間がない方は、Part2(古田×平尾の対談)の章だけでも
読んでもらえれば、そのエッセンスをつかんでもらえると思います。
(1時間程度で読みきれます)

posted by 23book at 01:17| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。