2005年09月26日

★田尾のこだわりと分析力に学ぶ − 楽天・田尾監督

4094023186.09(星野阪神).jpg1954年生まれ。現在51歳。
昨年プロ野球界に激震を与え、新規参入を果たした
「東北・楽天ゴールデンイーグルス初代監督、田尾安志」

現役引退後、田尾は、野球評論家として全国区の人気を誇った田尾は、
シドニー五輪の日本代表コーチなども務めました。
ハイレベルな打撃理論とセパ両リーグを渡り歩いた見識の広さには
定評がありました。


今年からは新球団・東北楽天ゴールデンイーグルスの監督に就任。
コーチ経験など一切なかった田尾は、3年の契約を結びます。


田尾は、楽天という「寄せ集め集団」を
「チーム一丸となって勝利をもぎとる集団」へと変貌させることができず、
惜しくも1年で「解雇」となってしまいました。


田尾といえば、現役時代の、「打席に入った時のバット回し」
 
バットを投手に向かって振り下ろすように右腕で大きく回転させ、
投手を威嚇するように構えに入りました。
あのイチローも少年時代、中日で活躍する田尾をテレビで見て
ファンになり、田尾のバット回しを真似るようになります。

そして、その構えをプロに入ってからも続け、今やイチロー自らの
トレードマークとなり、アメリカの野球ファンをも魅了しています。

現在もイチローの実家の自室にただ1枚残っているサイン色紙は、
「中日時代の田尾」のものです。

以前の「情熱大陸」(TBS)で、田尾監督が出演していました。

「やってみることが大事。やった結果、自分が監督にむいていないことを
 知ることなっても、大きな収穫」とコメントしていました。


といいつつも、「志半ば」で、非常に残念な想いをしていると
想いますが・・・
  

■ おすすめの本 − 優勝へ!星野阪神「大躍進の秘密」 田尾安志
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 田尾の分析力が活きた、オススメの本です。

 楽天と対極に、優勝が秒読みの阪神タイガース。

 いまさら岡田監督、じゃなくて星野阪神、と思うかもしれませんが、
 特に売上げ低迷など不調の部署のリーダーに配属になった方には、
 復習しておくことをオススメしたいのです。

 最後の現役時代を阪神で過ごした田尾が、自分の古巣を分析しています。

 出版されたのが優勝が決まる前なので、勝負に出た阪神球団が、野村監督から
 星野監督へのバトンタッチされ、基礎を作った1年目をメインに、勝負にでた
 2年目を分析しています。

 何かと派手めなパフォーマンスが注目されていた星野監督でしたが、
 実際には基本を何よりも大事にした戦略を実行し、選手全員にきちん
 チャンスを与え、個々の能力を引き出すチームづくりを地道に進めてきた
 歴史だとわかります。

 4年連続最下位の阪神メンバーに、「自分たちもやればできるんだ」と
 いう意識を、いかに植え付けたのか。
星野監督は、「辛抱は監督として
 当たり前のこと。特にタイガースの監督になった時点でな(笑)人生、
 辛抱や」といっています。

 日々の会社でも、部下やチームのメンバーがどうしたら結果を出せるのか
 自分はどう接していけばいいのか、ヒントがたくさんつまった一冊です。

 
文庫サイズで大きな文字で編集されていますので、非常に読みやすく、
 復習するにはちょうどよい一冊です。
 前書きだけ読むだけでもオススメしたい一冊ですね。
posted by 23book at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月22日

★奇跡をおこす人になる? − アルビレックス池田弘さんに学ぶ

4492501401.01(池田さん).jpg記事をみた親友が、「自分も読んだ」とコメントを送ってきました。
ちょっと長いですが、ぜひ最後まで読んでもらえるとうれしいです。

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「Jリーグのチームで一番観客動員が多いのは、
鹿島アントラーズでも、ジュビロ磐田でも、横浜マリノスでもなく、アルビレックス新潟」


正直言って、「なんで、新潟でサッカーが盛り上がってるの?イメージ湧かないなー。。。」
という気持ちでした。

でもある時、テレビを見ていて、驚きました。

新潟の「ビッグスワンスタジアム」が「オレンジ一色のサポーター」に埋め尽くされていた
からです。

「なんで、地方の新潟のチームがナンバーワンになったのか?」
その理由が知りたくって、この本を買いました。

「奇蹟を起こす」という言葉に少々のキナ臭さは感じたものの、
「どんな奇跡が書いてあるんだろう?」と興味が湧いたのも事実で買ってしまいました

アルビレックス新潟の経営者は、「池田弘さん」(55)といいます。
本書「池田弘 奇跡を起こす人になれ!」の主人公です。

そして、「アルビレックス新潟」のことはもちろん、「故郷、新潟のために」という思いで、
学校経営、Jリーグ経営、ベンチャー支援などをしている、池田さんの様々な顔が映し出されて
います。

まだまだつづきます
posted by 23book at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

★みんなに応援してもらえる為には? −ニイガタ現象に学ぶ

4575296724.09(ニイガタ).jpg新潟にはJリーグはいらない
とまでいわれて発足したアルビレックス新潟。いまではお年寄りから子供まで、幅広いサポーターに支えられ、J1で活躍する「ビッククラブ」の仲間入りを果たしました。

シンボルとなるビッグスワンの建設、ワールドカップの招致にはじまる、地元の皆さんにいかに「好きに」なってもらうか、その仕掛けを絶えず繰り出したいままでの取り組みと支えるサポーターたちの気持ちを読みやすくまとめてあるのが、「ニイガタ現象―日本海サッカー天国の誕生をめぐって」です。

実際のビジネスのシーンでは、相変わらず個人の「スキル」「キャリアアップ」がもてはやされています。インターンに参加する、スクールに通う、異業種交流会に出る・・・
 
いずれも応援してもらえる人になるための「キモ」ではありません。


いかに自分が、お客様や会社の同僚、ひいては親や兄弟のためになりたいか。
その「想い」の醸成と、「あきらめない熱意」が、みんなから応援してもらえる「キモ」だと私は考えています。 

そういう意味で、まさに「アルビレックス新潟」が、いかに地域の皆さんに支持され、
育てられたか、そのストーリーには、机上のマーケティング論では片付けられない、「ファンづくり」のノウハウが散りばれられています。

少し角度が変わりますが・・・
地域活性化の切り口としてもてはやされるスポーツですが、達成できていることなどの
現状と改善点をまとめてあるページもあり、単純な「地域活性化論」の手落ちの部分をうまくフォローしてあり、非常に勉強になった一冊でした。

自分には味方が少ないな・・・ と思うことがあったら、
「ニイガタ現象―日本海サッカー天国の誕生をめぐって」は、おススメです。
posted by 23book at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

★「康生も人間だった」・・・アテネに負けた、井上康生に学ぶこと

4884582519.09(井上康生).jpg先日開催された世界柔道。

日本は金メダルこそ減りましたが、トータルではメダルの数を増やし、
全日程を終えました。

やっぱり期待と緊張で目が離せなかったのは、100kg級の鈴木啓治。

「とって、あたりまえ」とプレッシャーがかかる中、見事金メダル。
あの重圧で実力を出し切れるのは、単純にすごい、と思います。

その鈴木を応援するため駆けつけたのが、井上康生。
前のチャンピオンです。


アテネで「とって、あたりまえ」の重圧の中、取れずに終わって
しまった、金メダル。 なぜそうなってしまったのか? 不思議だったの
ですが、「井上康生が負けた日」という本の中で、その真実にアプローチ
しようとしていました。

井上康生や父の明と密接に関わり、取材をした筆者が、その実際を
かなり忠実に再現しています。

●「康生も、人間だった」敗北直後、父の明の第一声
●試合前日、康生はひとり眠れぬ夜をすごしていた
●康生は、独りで戦おうとしすぎてしまった


プレッシャーに負けた、なんて簡単な一言では済まされない、
井上康生の心の動きと、支える家族たちの話は、はっとさせられる
話でもありました。


普段の仕事の中で、

●ああ、あいつならほっといても大丈夫
●これぐらい売上げがあがるのも当然でしょ
●まだまだがんばってもらわないと

知らずしらずに、勝手なプレッシャーを与えていないか?
孤独な戦いに陥れていないか?


自分の、チームのメンバーに対する、「期待の仕方」「任せ方」を
再度考えさせられる本でした。

それにしても、フジテレビで中継を毎日見ていましたが、
篠原のサポートは、なんか心あたたまるものがありました。

内柴が負けた試合でも、なんともいえない篠原流のフォローでした。
「負けたから、うどんしかおごらへんぞ」って・・・


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:「井上康生が負けた日」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 期待していた部下やメンバーが、自分がイメージしている以上に
 結果を残さないとき、読んでみてください。

 その部下やメンバーは、井上康生と同じく、「独りで戦いすぎて」いる
 かもしれません。
 そんな部下やメンバーへの接し方を、学べます。
 

●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 終章の「井上康生はなぜ負けたのか」を読んだあと、1章から順に
 読むと、早く読み上げることができます。

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2005年09月04日

★やっぱり「想い」が原点 − 最短記録をマークしたザスパ草津に学ぶ

4140881437.01(ザスパ草津).jpg今度の連休にどこに行こうか考えていたときに、
ふと以前いった「草津」のことを思い出しました。
もちろん草津温泉は最高ですが、目につくのが、「ザスパ草津」のポスター
ザスパが、「The Spa」という意味だと知り軽く感動したり・・・

(ちなみに草津では、老舗旅館の「金みどり」に泊まりました。
お湯も食事もいい感じ。またお邪魔しようと思います。

近畿日本ツーリストのインターネット専用宿泊プランで、オトクな期間を選んでいくのがいいと思います。)

宿のテレビでも、しきりにスポーツ施設の紹介がありました。

親友に「ザスパ草津ってどんなチームなの? うわさによると選手が温泉で
アルバイトしながらプレーしてるって聞いたけど」と話すと、いい本があるので、
紹介するよ、とのことで、書評が届きました。

自分はまだ読んでいませんが、なんだか書評だけでジーンときます。


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ザスパ草津。

群馬県草津町。人口約7000人。標高1000メートル以上の場所。
こんな小さな、そして都会から離れた日本有数の温泉街にあるJリーグのチームです。

「サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験」

このチームが起こしたJリーグ史に残る奇跡が書かれています。

それまでのJリーグのチームは、全て大都市に拠点があるか、企業を母体としていました。
しかし、ザスパ草津は大都市にあるわけでもなく、また企業が母体になっているわけでは
ありません。

元を辿れば、1995年。

サッカー専門学校「東日本サッカーアカデミー」を母体として設立された
「リエゾン」というチームがザスパ草津の前身となります。

この年、群馬県社会人サッカーリーグ4部で優勝。
翌1996年、群馬県社会人サッカーリーグ3部で優勝。
1997年、群馬県社会人サッカーリーグ2部で優勝。ついに1部に昇格。

と見事な活躍を見せます。

しかし翌1998年。
群馬県社会人サッカーリーグ1部で7位に終わり、2部に降格してしまいます。
「次の年には、何としても・・・」と思っていた1999年。

丁度この頃、「東日本サッカーアカデミー」は違う意味で窮地に立たされていました。
オーナーであった地元企業の社長は、チームの運営、サッカークラブ経営については
全くの素人。
それゆえ、学校とチームの経営状態は悪化の一路をたどっていたのです。

ついには、選手の寮の維持費をまかなえない状態にまで追い込まれ、経営陣は撤退し、
選手たちは寮にいることもできなくなってしまいました。

これにより選手も4名まで激減。寮も使えないし、練習場も使えない。
11名で試合をするサッカーチームとしては、全く機能しない状態となってしまいました。

しかし、残った選手は草津町に家を借りて、狭い部屋の中で集団生活を続け、
朝も夜もアルバイトをして働きながら、そしてコンビニの廃棄弁当を食べながら、
何とかチームを存続させ続けたのです。

監督はメンバーの木村さん。
キャプテンであった木村さんが、監督も、そしてチームの運営もひとりでこなしていました。

試合では、地元サッカークラブや以前にリエゾンに在籍していた選手に
「試合だけでいいので来て欲しい」と頭を下げ、それでも11人集まらず、
9人で戦った試合もあったそうです。しかし、それでも「勝利」を求め、
チームは存続しました。

そして2001年。
再び群馬県社会人サッカーリーグ2部で優勝したのです。

翌2002年。この年が「ザスパ草津元年」となります。

現代表取締役である賢持さんがチームの再建に着手し、
チーム名をリエゾン草津からザスパ草津に変更しました。

そして、Jリーガーとして名を馳せていた「奥野さん」を選手兼監督に呼んだのです。

奥野さんは「Jリーグに昇格させるために来たわけではない。草津のために来た。」という
思いを持って、チームをリードして行きます。

そしてこの年、チームは群馬県リーグ1部で優勝しました。
翌2003年も、同関東リーグ2部で優勝。続いて地域リーグにも参加し、
ここでも見事優勝。
一気に最短でJFLに昇格しました。

そしてついに、2004年。JFLで3位となり、Jリーグ新規参入が認められたのです。
設立わずか3年でのJリーグ昇格。この3年という時間は、
現行制度での最短期間だったのです。


これが「ザスパ草津の奇跡」という言われです。
「奥野さんがいなかったら、この奇跡はなかった」と言われています。

このザスパ草津の10年の歩みは、ビジネス社会にも例えて言えるような気がします。

例えば・・・、
タイトル;「株式会社ザスパ草津−創業〜東証二部上場〜」
内容;1995年にノウハウも資本も何もない小金持ち社長が、新しいビジネスに手を付けた。
しかし、事業はうまく行かず、社員はドンドンと辞めて行った。
それでも残った社員が事業を存続させ、やがてその熱意が実を結び、
新たな経営者と出会い、2002年に株式会社となります。
それからわずか3年。この会社は東証二部に上場した。
といった感じです。

このようにザスパ草津の生い立ちが書かれた本書には、
ザスパ草津の成功物語ではなく、とても生臭い話が満載されています。

スタートは「正にまさにゼロから」でした。
「思い」だけしかありませんでした。


だからこそ、チームは立ち止まることなどできず、
いつも試行錯誤を繰り返し、走り続けるしかなかったのです。

そんな「思い」を持って始めた仕事。
でも、「生活」もままならない。

何とかしようと、色々な「人」に協力を求めるが、「自分」には目も向けてくれない。
でも、「夢」を追い、諦めず、やり続けた先に、「人」との出会いが生まれた。

この一人の「リーダー」が、「思い」を持って、そして「周りの人」の協力もあって、
この「思い」が「カタチ」になって行く。

そんな「素人集団からプロ軍団への変化のプロセス」と
「思いを実現するリーダー像」について、書かれています。



ザスパ草津がJリーグに加盟されるとなって、奥野さんはこう言っています。

「Jリーグである必要はあるのか?
Jリーグであることは目的ではない。それは手段。

ただし、町に貢献し、スポーツの普及活動をするためには、
クラブがある程度以上の規模を持つ必要があった。

規模が大きくなれば、チーム運営だけでなく、
スポーツの普及活動にまで手が回るようになる。

クラブの規模が小さいと、どうしてもできることは限られてしまう。
総合スポーツクラブを作るためには、一定の規模が必要だった。」



数年前、「ITベンチャーの若手企業家」による「IPO(株式公開)ブーム」が
起きました。
今年の春先には、「企業買収騒動」が起き、「M&A」が注目されました。


なんのための、「規模の拡大」なのか?
なんのための、「株式上場」なのか?


言い換えるなら、
なんのための、「昇進」なのか?
何をもって、「成功」とするのか?
それで、「幸せ」なのか?


そんなことを考えさせる熱い奥野さんのメッセージです。


また、このチームが起こした「わずか3年でのJリーグ昇格」という奇跡の立役者は、
奥野さんだけではありません。

そうです。「草津の人たち」です。

ザスパ草津の選手は、「サッカー」だけでは生活して行くことができませんでした。
そこで、地元のホテルや旅館がスポンサーとなり、クラブは選手を労働力として提供し、
選手はスポンサーのホテルや旅館で仕事をしながら、Jリーグ昇格を目指したのです。

例えて言うと・・・、
「クラブによる人材派遣」を行なっていたのです。

この他のJリーグチームにはない独自のシステムが生んだ副産物に、
「選手の人間としての成長」があると奥野さんは言っています。

「誰に支えられてサッカーができているのかを、
これほど身に沁みて感じられる環境もない。
試合で不在の日に出た賄いを、選手の好物だからと言って、取っておいてくれる。
仕事場を離れられない一般の従業員の方には試合を見てもらうことはできないが、
彼らのためにも勝ちたいと選手は思うようになる。

町の人からは家族のように扱われ、受け入れ施設からは
『うちの子』と呼ばれるようになっていった。」


得てして、Jリーガーになるような選手は、小さい時からサッカーばかりをしていて、
アルバイトさえしたことがなく、社会と触れる機会のないまま、大人になって行くそうです。

だから、このような経験を通して、選手が
「自分の力が凄いからJリーガーになれたわけではないんだ。
 こういう人たちが、自分を支えてくれているから、自分は好きなサッカーができるし、
 生活をすることもできるんだ」
ということを分かって行くんだ、奥野さんは言っています。


サッカー好きの少年とそれを支えるお母さん。
なにか、そんな雰囲気を感じます。

自分のことを応援してくれる人がいることほど、嬉しいことはありません。
「この人のためにがんばろう!」と思えて働けることほど、強いものはないと思います。

この部分を読んで、考えました。

自分のことを、ビジネス上のパートナーとしてではなく、
ひとりの人間として、心から応援してくれる人が、果たして何人いるのか?

そして、思いました。

自分がご飯を食べられているのは、商品を買ってくれるお客様がいるから。。。
自分が仕事ができるのは、仕事を任せてくれる上司がいるから。。。



ザスパ草津のホームタウンは草津町にありました。
しかし、同町にJリーグを開催できる規格のスタジアムがなく、
そのため、2005年のJリーグ加盟時から「草津町と前橋市を中心とする群馬県全県」と改め、
「草津」という言葉は「チーム名」には残ったものの、実質的な活動拠点は「草津」から
離れることとなりました。

しかし、草津にある本白根第3グラウンド。
このスタンドには、都市のビッグスタジアムにはない素晴らしい景色が広がっています。
周辺には緑豊かな針葉樹の林が広がっているんです。

是非、スタジアムに足を運んでみたいと思います。
(もちろん、温泉にも・・・。)



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今 回 の ま と め 
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●:「サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

以前と同様の感想になってしまいますが、「自分は恵まれていない環境にいるんだ」とか、
「自分だけが大変なんだ」なんて思って、自分ばっかりがかわいくなって、
そして自分だけに一杯一杯になって、広い心や大きな志が持てなくなっていたら、
是非、手にとって読んでみてください。

「周りの人に感謝」したり、「自分もあきらめないで、やるぞ!」という気持ちに
なると思います。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
120ページからの「町民が動かしたザスパ草津」と
185ページからの「Jリーグでなければいけないのか」は、
絶対に読んで欲しいです。

当初から決して順風満帆でも、町の人から受け入れられていたわけでもない
ザスパ草津の選手と草津の町の人たちとの結束が、奇跡と言われたJリーグへの昇格を
実現させた。

そしてその根底にあった「草津のために」という思いの強さに感動します。
posted by 23book at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

★人情は本当にビジネスに必要か?−「根本陸夫「勝者」のセオリー―根本式ビジネス32の秘策」

以前、人材のことで親友に相談した続きがきました。

球界地図を変えた、根本さんの2冊目の紹介です。

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以前、『日経ビジネス人文庫 球界地図を変えた男』を読んだことがきっかけで、
この本も買ってみました。この『球界地図を変えた男』の主人公が、故根本陸夫さんです。

この本では、根本さんの人生が綴られていました。

「あの眼光鋭い人だよなー。プロ野球の影の黒幕っぽいよなー。
でも、本当にいい選手が慕っているんだよなー。」という
なんとも言えない印象を持っていました。

しかし、この本を読んで持った印象は、
「人間くさい人だ」そして「希代の名策士だ」
というものです。
非常に「掴み所のない人」です。

この本を読んで思ったことはたくさんありますが、
「頭を使って、愚直にやり続けることによって、道は開ける」
「損な道と得な道があったら、損な道を取れ」
ということを学んだ気がします。

自分は自分のことを「ホント、不器用な奴だなー」とか「優柔不断な奴だなー」と
日々悩んだりします。
そんな自分には、「根本さんの人柄なのか、努力なのか、才能なのか、
なんでこんな劇的な人生を歩めるんだろう?」と思わずにはいられませんでした。

そんなことを考えていた時に、見つけたのが
「根本陸夫「勝者」のセオリー―根本式ビジネス32の秘策」です。

きっと「セオリー」なんてないと思うし、「秘策」なんてないということは
分かっているつもりです。
ただ、野球人としては苦労されながら、ビジネスマンとしては成功して行った
「根本さん」という人物が、一体どんな「考えと行動」で、ビジネスをしていたのかを
知りたくって、本を購入してみました。

ちなみに自分は本を選ぶ時、また「読む時」に、順番があります。

1.著者の略歴を読む⇒「見識」のある人かどうかを確認します。

2.目次にざっと目を通す⇒全体を通して「イイタイコト」を意識します。

3.はじめにを読みます⇒「本の意図・概要」が説明されているので、
  「A」の確認をします。

4.あとがきを読みます⇒「本の裏話・サプライズ」が説明されています。
「本の独自性」を確認します。


と1〜4のような印象を持っているので、これを本文を読む前に読むことで、
本の「概要と独自性」を把握して、安心してから、詳しく中身を読み進むことが
できるからです。

「面白そうか、面白くなさそうか、分からない」で読むのもいいのですが、
自分は本を「ハラハラしながら読む」というより、「安心して、じっくり読む」ということに
重きを置いているので、こんな読み方をしています。

今回もそんな読み方をしてみました。

本書は「早稲田経営学院の成川豊彦学院長の分析を、
新聞社から独立した由倉利広さんが構成した」ものです。

「はじめに」にこんなくだりがあります。

●『どうしたら人に信用され、大きな仕事ができるのか。
 根本氏の生きざまは、出世への最短距離とは言えない部分もあるだろうが、
 人としての歩むべき道と、仕事に望むための心得を示唆している』


「出世への最短距離」とは言えなかった根本さんの人生。
今の根本さんから、過去を振り返れば、
それは「成功」のために必要な経験だったのだとは感じます。

でも、「瞬間」を切り取ってみれば、「失敗」の連続だったとも言えるのが
根本さんの人生です。
それでも根本さんは、「できることからコツコツと」歩み続けました。

本当に仕事をしていると、「目標に向って、一歩ずつ進んで行くことの難しさ」を感じます。

もちろん、「大きな仕事」なんて、絶対にできないんじゃないか、と怖気づいてしまいます。
でも、根本さんは、「大きな仕事にむかって、人情を武器にしていました」

また、「はじめに」には、こんなくだりがあります。

●『人間というのは、環境によって大きく変わるものだし、
 集団は軸となる人間が変わるだけでムードが一変すると』


リーダーの必要性を説いているんですが、ここでは根本さんが、
西武、ダイエーという弱小球団を「常勝球団」にしていく過程が赤裸々に書かれています。

結果を急ぐことなく、じっくりと種を蒔き、育てれば、必ず花は咲くという哲学さえ
感じます。根本さんは「個性あるやんちゃ坊主」を好んで中心選手として起用し、
チーム作りをしていた様子がよく分かります。

自分は「やんちゃ」であり続けたいと思います。
日々の仕事に埋没したくはありません。
なんとか、なんとしても、夢を見て、夢に向って、仕事をして行きたいと思っています。
「無難な仕事」をしてしまっている自分を戒めるには十分な、根本さんの積極性を
感じました。

そんな根本さんの考え方を示すように、「本文」には、こんなくだりがあります。

●『選手たちの長所を見ようとする姿勢は、監督の資質にはマッチしていなくても、
選手を獲得したり、育てようとする時には絶対に必要な要素なのである。
過去の実績にとらわれず、長所だけを見ようとするから、
一番いいところを伸ばしてやろうとするからこそ、そこから個性が生まれてくる』


是非、本書を読んで、根本さんの人情と知恵が絶妙にブレンドされた
『浪花節的近代経営』のエッセンス
を学んで欲しいと思います。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:「根本陸夫「勝者」のセオリー―根本式ビジネス32の秘策」は、
  こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「人の心を掴むリーダーになりたい」「誰もやったことのないやり方で
勝負したい」
と思っている方にオススメ。

また「人情が大切なのは分かるけど、ビジネスに本当に活かせるの?」
思っている人にもオススメです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
47ページ『【 8】朝令暮改を積極的に』は是非読んで見てください。

「一旦口にしたこと」にも「今まで前例がないこと」にも全く拘らず、
ドンドン変えて行く行動力に敬服します。

173ページ『【28】プロとしての社会的責任を自覚』

ここでは、新聞記者が「嘘・騙し」を使って、根本さんの秘密裏の行動を
スクープした際の模様が書かれています。それでも、根本さんは怒りません
でした。「企業努力」と評価したのです。
しかし一方で、「人を傷つける」ことには、烈火のごとく怒ることもあった
と書かれています。

昨今企業に問われている「CSR(企業の社会的責任)」。
それこそ、「虚偽・談合「人間としての倫理観」と「どんな手を使っても勝つ
という執念」のバランスの大切さ
を学べます。
posted by 23book at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ本に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

★金メダルもアイデア次第・・・陸上の走り高跳びに学ぶこと

4478760969.09(アイデアブック).jpg為末選手の、勝負への取り組みを読んだとき、別の話を思い出しました。

スポーツの本ではないですが、最近本屋の店頭でも目立つ
アイデア・ブック スウェーデン式」です。

この本のP28に、「メキシコ・オリンピックー既存の知識を無視する」という内容があります。

そこには、陸上の走り高跳びの話がありました。

1968年まで、2通りの跳び方しかなかった走り高跳びに、
今では常識となった「背面飛び」を編み出し
、ひそかに練習を重ね
見事金メダルを獲得した「フォスベリー選手」の話です。



もともと医学生であった彼は、既存の知識にとらわれず、
人体の構造を注意深く観察し、人より高く飛ぶ方法を
自らの頭で
考えました。

今ではほとんどの選手が背面飛びですね・・・

この章では、他にもスキーのジャンプの常識を打ち破った話もあります。

結局勝つためのいいアイデアを出すには、既存の知識の組み合わせ
「だけ」ではダメだということ。

自らの頭で、原理原則に忠実に、且つ
既存の知識にとらわれずに考え抜くことが大事だな、と再確認しました。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:「アイデア・ブック スウェーデン式」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 アイデアの出し方、を学べます。

 何か仕事で気の利いたアイデアが必要なとき、
 ざっとすべてのページを読んでみると、読み終わったときに
 アイデアが2,3浮かんできます。

 うすい本なので、すぐ読めますよ。でも内容はあついです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この本は最初から順に、すぐ読めます。

 ソファなどに座って、お酒片手に読んでみてください。
 読み終わると、すっきりしますよ。

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★人材集めと組織づくりを学ぶ−球界地図を変えた男・根本陸夫

根本1.jpg
やりたいことは決まった。
さあ、メンバー集めだ! 人材募集だ!!と思っても
なかなか簡単にできません。

そんなとき、例によって親友に相談したところ、
根本さんの話をしてくれました。
おススメの本の書評も送ってくれたので、載せます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ダイエー(現ソフトバンク)王監督の前の監督で、
もう故人となってしまった根本さんではありますが、
あの眼光鋭い表情は忘れられません。

根本さんの表舞台での経歴は輝かしいものではありません。
選手生活は実働わずか4年。また、監督生活は11シーズンで勝率は5割に届いていません。


しかし、根本さんが指揮をとったチームは、
その後、必ず「黄金時代」を迎えています。


広島カープという財源の乏しく、市民からのカンパなどさえ集めていた球団で監督となり、
西武ライオンズでは堤義明オーナー、福岡ダイエーホークスでは中内功オーナーと、
希代のカリスマ経営者の元で、監督となりましたが、結果はイマイチ。

しかし、根本が監督を辞めた後、それぞれのチームは「常勝軍団」となります。

これは決して偶然ではなく、根本さんが「勝つための土台づくり」を
していたから
こそのことだと思います。

そして、その要となった戦略が、「人材の獲得」です。
それはある時は人情で、ある時は戦略的に、ある時は金に任せて・・・と、
数々の名選手を、他球団を「やられた!」と
悔しがらせるあっと驚くウルトラC で獲得しました。


そんな根本さんの生涯が綴られているのが本書です。
そして「人脈づくり、人材づくり、組織づくり」について
詳しく書かれています。

忙しい方は、
●「114ページ」の「ナイスガイ」
(秋山幸二という後の超一流選手のドラフト外指名)
●「158ページ」の「育てながら勝つ」(広岡から森への監督交代の裏舞台)
●「184ページ」の「ヘッドハンティング」
(根本さん自身が堤・西武から中内・ダイエーへと移った事情)
●「200ページ」の「事後承諾」
 (中内オーナーに承諾を得ずに実行した西武秋山の獲得)
●「223ページ」の「引き抜き」
 (西武工藤・石毛の獲得と進学が決まっていた城島の強行指名)

だけでも先に目を通して見てください。
根本さんの人材獲得のための秘策・奇策がつまっています。

そして、「人材への執念」「勝利へのこだわり」
「絶対にあきらめない気持ち」「可能性を信じる心」
が感じられます。

また、「105ページ」の「夢見たON対決」では、
「長嶋・西武 VS 王・巨人」の実現をも目指していた中、
「力があれば、殺したいほど憎いヤツでも使うのがプロ」と、
トラブルメーカーと危惧された広岡さんに監督就任を依頼した、興味深い話も。

本書は、根本さんの自伝に間違いない内容ではありますが、
彼がこだわった「人への考え方」が分かる完全な「ビジネス書」です。

「人をどう評価するか?どう獲得するか?どう育成するか?どうやる気をもって
もらうか?」などといったことに、新たな視点を求めているビジネスマンにお勧めです。

球界地図を変えた男・根本陸夫
日経ビジネス人文庫 浜田 昭八 (著), 田坂 貢二 (著)

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2005年08月08日

人を動かすものは「この人の役に立ちたい」という想い−ジーコイズム

ジーコイズム〜すべての日本人そしてサッカーを愛する少年たちへ捧げる〜


「心が潤う人生でありたい」と思いながら、
何か息が詰まるような、心が枯れるような毎日。

でも、気持ちだけはあるんですよね。

「日本一になってみたいなー。。日本の役に立ちたいなー。。」と

思ったりするんです。
だから、日本代表の試合になると、なんとも自然と応援したくなります。


そして、今。

日本代表の監督と言えば「ジーコ」ですよね。

巷ではジーコ監督に対する評価は「賛成派と反対派」に分かれたりします。

ジーコが監督としてどうか?という議論はいろいろあるとは思うんですが、
僕はジーコが好きです。

何か熱いものを感じます。きっと日本が好きなんだろうと感じるからなんです。

そこで、この本を読んでみたくなりました。

タイトルは

ジーコイズム〜すべての日本人そしてサッカーを愛する少年たちへ捧げる〜です。

「すべての日本人」そして「少年たち」へ贈るジーコのメッセージは何か?

ジーコはJリーグができる前に日本に来ました。
でも、一度は引退し、スポーツ大臣を務めた後での来日です。

ジーコ自身としては、現役に復帰することも、まして日本に行くことも、
微塵も考えていなかったそうです。

しかし、ジーコがスポーツ大臣を辞める頃、ある日系人の友人がジーコには秘密で、
あることを始めていました。

その友人は日本のサッカー関係者と会い、「ジーコ、現役復帰」という話を進めていました。

そして、その友人からジーコに「日本でプレーする話がまとまった」という連絡が来たそうです。

では、なぜ、ジーコは日本に来たのか?

その話しは「ジーコという一流選手への誘い」ではなかったのです。
ブラジルから遠い日本というサッカーの文化がまるで根付いていない小さな島国から、
しかも茨城県の鹿島という名前も聞いたことのない小さな街から、
「サッカーを使って、この街を活性化したい」という思いのこもった誘いだったのです。
そして、現在はアマチュアリーグだけしかないけれども、本当に近い将来、「プロリーグ」が立ち上がり、日本にサッカーという文化を作り上げるためには、ジーコの力が必要だったのです。
そして、ジーコが思う最良の人生とは、「何かを成し遂げたという達成感」が存在するものであり、
このチャレンジによって、そのことを伝えられると思ったからなのです。

ジーコはブラジルでは「世界各国から子どもたちを受け入れ、サッカーを教えながら青少年の教育を
しよう」という思いの元、ジーコ・フットボールセンター」を経営しています。

つまり、ジーコの夢というのは、「スポーツを通して世の中に貢献したい」というものなのです。


ここを読んで思ったこと。

先ず鹿島の人はよくジーコをよくも誘ったなということです。
ちょっと考えてみれば、自分だったら「そんな超一流選手に依頼するなんて・・・」と
尻込みをしてしまいそうです。

でも、「思いを込めて、話はしてみるものだな」と思いました。

もうひとつは、人を動かすものは、「この人の役に立ちたい」という思いなんだなということです。
自分も考えてしまいます。自分は一体誰の役に立ちたいのかと。


例えば、このブログ。
「一人でも多くの方に、スポーツを通して、仕事での悩みを晴らして欲しい」と
思って書いています。


自分も「人の役に立てる人」になりたいと思います。


しかし、そんなジーコにも不安はたくさんありました。
1)当時38歳。90分間もフィールドで戦えるのか?
2)持病のひざの故障は何とかなるのか?
3)言葉も通じない、文化も違う国で、家族は幸せに暮せるのか?
4)子供の教育は大丈夫なのか?
などなど、、、様々な不安があったそうです。

それでも、ジーコは日本に来ました。

日本では東京の世田谷に住んでいました。
鹿島までは片道3時間。渋滞がなくても、車で一時間半はかかる距離です。
(世田谷に住んだ理由は家族から要望もあったそうです)

希代のスーパースターはひたすれ鹿島に向かい、チームを作っていきました。


ここを読んで思ったこと。

どんな人にも「不安」はあるんだな。「大変」なことはあるんだな。
それをどう受け止めるか、乗り越えるかは、その人の「決意」の問題なんだ、ということです。

最近思うことですが、「辛くなった時にこそ、どれだけ人のことを考えられるのか?」ということで、
人生が変わってくるのではないかと思います。

「これ以上やったら利益がなくなってしまう。どうしよう。。。」
「やってもうまく行くか分からないしなー。。。」
「夢を追いたいけど、大変だよなー。今のままで何不自由ないし、まーいっか。。。」
などなど、「心の揺れ動き」が、仕事や生活のシーンでは度々やって来ます。

そんな時こそ、どれだけ、「人を大切に思えるか」だと思うんです。
そしてそれこそが、「自分を大切にしている」ということを思わせてくれました・。


来日したジーコが日本で感じたことは、「基本ができていない」ということでしたが、
それを徹底して鍛え上げ、わずか数年で弱小アントラーズをJリーグの最初のシーズンの
優勝チームへと変身させてしまいました。

そんな鹿島の選手はジーコが見る限り、テクニックは世界のどこに出しても恥ずかしく
ないものになっていると言います。
体力面で言えば、怪物的と言っていいくらい日本人は体力があると言います。

そんな日本とブラジルの力の違いはどこから生まれているのでしょうか?

日本人はいつも「失敗したらどうしよう。。監督に怒られるのではないか。。」という
不安が生まれます。
そして、日本では一番にならなくても尊敬されることがあります。

一言で言えば「集中力と自信の差」が結果の違いを生んでいるのだと言っています。

つまり。勝負に対する姿勢や気持ちの部分で、日本とブラジルの間には明らかな
違いがあります。

しかしジーコは、この日本人のメンタリティーが変化して行けば、日本がW杯で
優勝できる可能性さえあると言っています。


ここを読んで思ったこと。

「集中力と自信」。言ってしまえば、とても簡単な言葉です。

しかし、これを突き詰めることって、簡単ではないな、と。
むしろ、とても難しいことのように思います。

それこそ、「根拠のない自信」だったり、「ただのやる気」だったり、
「口先だけの決意」だったり、そういうものだったら、いくらでも、誰でも、「言えます」。

でも、でも。。。

それを「人に胸を張って言えるくらいやる、揺るぎない思いを持ってやる」ことって、
この他難しかったりします。

「できない理由」を言ったって始まらない。「できない理由」なんていくらでも出てくる。

しかも、それは全て「自分の甘え」によるものなわけで。。。

自分も自信をもって戦いたいと思います。

そのためには、毎日毎日を大切にし、集中して行き、「なんとしても夢を実現したい」と思います。



◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
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●:ジーコイズムは、こんなときに読んでみたら?
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「自分は恵まれていない環境にいるんだ」とか「自分だけが大変なんだ」なんて思って、
自分ばっかりがかわいくなって、そして自分だけに一杯一杯になって、
広い心や大きな志が持てなくなっていたら、是非、手にとって読んでみてください。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

83ページ〜109ページの「第二部 これが勝利の法則だ。」の
「第4章 なぜ泥だらけのスパイクを放置するのか」
「第5章 困難な状況でこそ冷静になれ」が一番面白いと思います。

その中でも、第5章の「攻める時の集中力と自信が欠如している」と
「厳しい注文が人を伸ばす」は必見だと思います。
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2005年07月31日

★メンバーの力を結集するってこういうことか?・・・女子バレー柳本監督に学ぶこと

先日まで世間を熱狂に巻き込んだ女子バレー。

あまりバレーに詳しくなかった私ですが、テレビに映る
柳本監督の表情だけは、なぜか気になってました。

「なんか迫力あるなー」
「声でかいなー」
「女子チームのメンバーからどう思われているのかなー」

いろいろ疑問があったので、柳本監督自身が書いた本を読んでみました。

本の名前は、ずばり「力を引き出す―どん底から個人と組織を甦らせる」

柳本監督は、こんなうまい例えで、監督というか、リーダーの仕事を定義しています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

指導者の仕事 − それは、次のようなことだと私は思っている。

人差し指と中指でピースサインをつくってみていただきたい。
次に、人差し指と中指を力いっぱい開いてほしい。
これ以上開かないという限界があるはずだ。
だが、もう片方の手を指でつかみ、グッと開いてやる。
そうすれば、限界点はかなり広がるだろう。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ビジョンを描き、メンバーを集める、という場面に差しかかりつつある
私には、「ビジョンは描いた。さあ、どうすればいいのか??」という
疑問がありました。

ただし、この本を読んで、「あまりに自分が考えていなかったんだなー」と
まずは反省しました。


マネジメントとはコミュニケーションである。

そう考える柳本監督の人材の起用、つまりチーム構成は、
非常に考えられているものでした。でもとてもシンプルなもので、
奇をてらったものではありません。

●62ページの、
吉原、竹下の起用、キャラクターを活かした高橋の起用の話

●85ページの、
「勝利」に向けた「自分たち自身が勝ちにこだわるチームづくり」の
ため「競わせる」メンバーセレクション、など、

個人の力をどうすればチームの力として組み合わせて発揮できるか、
そのプロセスが「うまくいかなかったこと」を含めて余すところなく
披露されていて、
私は柳本監督をすごい、と思うと同時に、人間的に
好きになりました。

●組織を束ねるには、トップの3人をおさえる(68ページ)
●選手見自らが考え、行動するよう、選手がそう思うようにしむけるのが
 監督の役目(118ページ)

読みすすめると、名言の山で、ほぼ前頁に勉強になる言葉がちりばめられて
います。

どん底の女子バレーをここまで盛り上げた柳本監督、
その言葉にはひとつの無駄もありません。



◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
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●:力を引き出す―どん底から個人と組織を甦らせるは、こんなときに読んでみたら?
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 勝てるチーム、業績があがるチームを創るときに悩んだら
 ぜひ読んでおきたい一冊です。
 各メンバーが自律したチームづくりのノウハウは、この一冊で
 十分な気がします。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この本は最初から順に読むことをオススメします。
 最後の章まで読みきって、初めて柳本監督の人間性を理解できるように
 思いました。

4569640958.09(柳本監督).jpg

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2005年07月27日

★人は育てられないって?・・・バレンタイン監督に学ぶこと

631_s(boss).jpg今回もバレンタイン監督の話題です。

コンビニで「BOSS」という雑誌を立ち読みしました。
http://www.fujisan.co.jp/Product/631/ap-23book

というのも、特集が、

「ジーコ流 放し飼い経営」 と
「ボビー・バレンタインの人心掌握術」
だったからです。

個人的にはバレンタイン監督が好きなので、この特集から
読んでみましたが、やっぱりいいです。 
話自体はシンプルですが、非常に奥が深い話でした。


●基本的には「全員野球」
 あの「日替わり打線」には、チャンスをすべての選手に与えるため

●ベテランに緊張感のある場面でチャンスを与えて、
 オレは必要な選手だと感じてもらう

●選手に教えることはできない。
 選手それぞれが自分自身で成長していける環境を作るのが監督の仕事


どれも聞けばわかりますが、そういう境地に達するまでは
時間がかかりそうな気がします。

バレンタイン監督の人材活用術がコンパクトにまとまった1冊でした。

なぜかバレンタイン監督の画数占いもあります・・・

次回は、第1特集の方も紹介します。
「ジーコ流 放し飼い経営」 です。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
┗━━━━━━━━━━━━━◆

●:「BOSS 9月号」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 人材を活かすエッセンスをポイントを抑えてすばやく学びたいときに
 ぴったりです。

 スポーツと経営のかかわりについてコンパクトにまとまっているので
 ビジネス書が苦手な方でも読みやすいです。

 http://www.fujisan.co.jp/Product/631/ap-23book


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 読みたい記事から読む、でいいと思います。
 スポーツと経営の記事もいいですが、他の社長の記事も勉強になります。

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2005年07月24日

★リーダーが理念を浸透させるって?・・・バレンタイン監督に学ぶこと

SN320067(バレンタイン).JPG野球はオールスターですね。

セリーグは阪神優勝が濃厚、でもロードがあるし

パリーグは、ソフトバンクが調子いいですが
個人的に気になっているのはロッテです。

別に千葉住民ではありませんが、バレンタイン監督の
数々のパフォーマンスが気になっていました。

先日本屋の「ベンチャー・経営」という棚に、
ベンチャータイムズという雑誌をみつけました。


特集1に、「トップとしての必要十分条件」とあり、
ボビー・バレンタインが特集されていました。

●失敗を許される環境をつくる

 ・・・指導者は、プレーヤーのやる気をなくさせてはダメ

確かにそのとおり。
理念や技術の細かい指導を押し付けすぎて、選手の
やる気をそいでしまってはだめだなぁ・・


●野球という商品の、プレーの完成度が最重要課題

 ・・・いくらファンサービスがよくても、試合の内容が
    ダメなら、やっぱりダメ

選手が左右する野球のプレーに対して、不甲斐ない成績を
上げつづけたとき、スタンドのファンのみなさんへ監督みずから
頭を下げた、バレンタインさんはすごいと思います。

選手を一方的にマスコミの前で攻める監督が多いなか、
なかなかできることではありません。

やっぱりチーム不振の責任は、リーダーにある、ということ
だと思います。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
  今 回 の ま と め 
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●:ベンチャータイムズは、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 自分の考える目標を、どうチームに浸透させるか?
 その考え方のヒントが欲しいときにぴったりです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 記事はコンパクトまとまっていますので、最初から読んでもすぐ
 読み終わります。 
 その他にも今話題の経営者がたくさん取材されています。
 ひとつ一つの特集がコンパクトにまとまっていて、読みやすい雑誌です。

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2005年07月17日

★いつも基本に忠実か?・・・ジャックニクラウスより学ぶ

4093664218.09(勝利の決断).jpg今日はゴルフ。
テレビでゴルフを見ていて、思い出しました。

以前、親友に薦められて読んだ本を紹介します。

勝利の決断19条 ジャック ニクラウス (著)

いろいろうまくいかないときに、「どうすればいいんだろうね」と
話をしていたとき、紹介してくれた本でした。

あれだけの勝利を手にしてきたニクラウスなので、
やはり相当な精神力と忍耐力で日々努力してきた人であることが
よくわかります。

本の帯には「ゴルフがうまいと決断が早い」とありますが、
たしかにそうだと思います。


ただ、この本には、たくさんの勝利を手にした人にあえて言ってもらうことで、
私のような凡人でも
「もう一回がんばってみよう」と思わせる言葉がたくさん詰まっています。

 ・わたしは負けを知らない勝者を知らないし、
  なぜ負けるのかと苦悩しない勝者を見たことがない。


 そうか。たくさんの勝利を得られる人でも、負けるのか。
 当たり前のことですが、ものすごく「安心」させられるコトバでした。
 
 謙虚に、自分の短所を突き詰めるだけでなく、長所もしっかりと把握し
 次の勝利への確実な足がかりとする。

 勝利からも敗退からも学ぶなどの「基本への忠実さ」が、
 勝利を導くのだと教えてくれる一冊です。

 あのボビー・ジョーンズは、ニクラウスにこんな言葉を贈っています。

 「ビッグ・トーナメントに勝つためには、経験しかない」

 やるしかない、挑戦するしかない。
 そんな基本を思い出させてくれる一冊です。

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  今 回 の ま と め  
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●:ジャックニクラウスの「勝利の決断19条」は、こんなときに読んでみたら?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 奇策がないと、勝てないのではないか、乗り越えられないのではないかと
 悩んだとき、基本に忠実に、家族や周りの人たちの力を借りながら、
 一歩一歩がんばるしかない、と確認させてくれます。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 最初から順番に、「基本に忠実」に読むのがいいと思います。

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2005年07月11日

★リーダーには、「夢」「ビジョン」が必要だというけれど(2)・・・「プロジェクトマネジメントマガジンVol002」に学ぶ。

4798107697.09(PM).jpg「Jリーグのマネジメント」を買い、帰りにふと立ち止まった
雑誌の棚に、大きく川淵さんの写真が表紙になった雑誌を
偶然見つけました。

チェンジリーダーの時代
川淵三郎


まだ2号目の若い雑誌プロジェクトマネジメントマガジン(PM magazine) vol.002に、あの川淵さんが出ているのでこちらも購入しました。
(私は本を衝動買いするので、すぐかばんが本で一杯になります)

家に帰って、早速特集を読んでみると、またも胸に刺さる言葉が
ならんでいました。


サッカーのプロ化をアイデアにかけたときに、
理事会で猛反発にあい、時期尚早だと批判されると、

●時期尚早だという人は、100年たっても時期尚早だという。
 前例がないという人は、200年たっても事例がないという。
 結局は、やる気とアイデアがないだけではないか。
 そのくせできない理由ばかり考えている。
 
●できないことをやるのが、仕事のはずだ!


と、机を叩きながら議論したそうです。
痛い、ことばでした。

「できない理由」−たしかに最近考えがちやなぁ。

「やる気がない」−そんなことはないと、自分では思っていたけど・・・


結局はゆるぎない理念があるから、ここまでがんばれる。
ゆるぎない理念とは、自分がこうしたい、こうあるべきだと
自然に考えることに他ならない。

だから、自分が普段感じている「こうなったらいいなぁ」と思うことを、
「どうやったらできるか」を、
逃げずに考えることからはじめようと思いました。

学生のころは、そうだったんですよね。

おそらく、どんなに現実離れした夢を語っても、
Jリーグを作ろう!という夢にくらべれば、実現可能性は高いんじゃ
ないかと思ったりしています。

これから夏休み。
折角だから、
サッカーの観戦ツアーで夏休み
もいいかもと思ってます。


◆━━━━━━━━━━━━━┓
   今 回 の ま と め 
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●:プロジェクトマネジメントマガジン(PM magazine) vol.002は、
   こんなときに読んでみたら?
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 Jリーグという夢の装置を作った川淵さんの熱い思いと行動力のエッセンス
 を学びながら、今流行のプロジェクトマネジメントに触れられる、1冊で
 2度おいしい雑誌です。
 夢とプロジェクト実現の具体的ノウハウの両方をびたい方にオススメです。


●:すいすい読むためのコツは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 まずは川淵さんの特集を読みます。意外と短いのですぐ読み終わりますが、
 できれば最初に2度読んで、シンプルながらも深い話を味わって欲しいです。

 その後は、目次の中で興味のあるものから順に読んでみてください。
 WBS(ワークブレイクダウンストラクチャ)などの解説は、進行が困難な
 プロジェクトを体系だてて進めるために勉強になる特集です。




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2005年07月08日

★リーダーには、「夢」「ビジョン」が必要だというけれど・・・ 「Jリーグのマネジメント」に学ぶ。

4492501282.09(Jri-gu ).jpg今の会社で担当している新規事業開発チームで、年度計画を立ててから3ヶ月。
実際は計画通りには進まず、なんだか面白くない毎日になりつつありました。

なぜ、計画通りいかないのだろう?

いろいろ悩みましたが、結局でた結論は、「自分が本当にやってみたいことを目標にしていなかった」からじゃないかと思うようになりました。

「売上げ」という数字の目標だけでなく、やっぱりみんなが楽しくなるような「夢」が、「ビジョン」が必要なんだとあらためて認識したのでした。


「夢」「ビジョン」を考える、といっても、なんだか売上げ一辺倒で
夢をみる気持ちがさび付いているような気がしまして、ふらっと本屋に
いきました。
(自分にとって、本屋は最高の気分転換場所です)

タイミングはちょうど日本が3度目のワールドカップ出場を決めた日。
「そういえば、サッカーはJリーグができてもりあがってるなー」と
考えていたときに目に入った本が「Jリーグ」のマネジメントという
本でした。

Jリーグをビジネス的な視点で捉えている本か・・・
おもしろそうかな??
パラパラめくっていると、衝撃的な目次が。

「川淵三郎の作り方」

え?
たしかに川淵さんはJリーグ設立の立役者だけど、
「作り方」ってのはないんじゃないか?と気になって、
読んでみようと思い、買ってしまいました。

最初から読み始めるのではなく、とりあえず「川淵三郎の作り方」の
章から読み進めてみると、いろいろ意外なことがかかれていました。

●川淵さんは、決して稀代のカリスマではない、ということ

●ただ、古河電工のサラリーマン時代、子会社の経営に携わっていて
 その経験が、Jリーグを産み出した原動力になったということ

●純粋に、衰退していたサッカーをもっともりあげたいと思い、勤めていた
 古河電工をやめて、退路をたち、取り組んだこと

●メリットがはっきりしないプロ化を推進し、企業名を外したチーム名を規約に
 盛り込み、難しいといわれた地域との密着を成し遂げ、Jリーグという
 まったく新しい方法論をもったプロスポーツを産み出した、ということ

もっといろいろ順調に進んでいたのかと思っていた私には
意外なことがたくさん書かれていました。
いまでこそみんなで盛り上がれるようになったJリーグには
いろいろと大変な道のりがあったことを、この本を読んで初めて知りました。

以来、私は、遠慮なく「夢」を語ることをはじめました。
ひょっとしてめちゃくちゃなことかもしれませんが、
サッカーのプロリーグ化をおしすすめるよりは随分と控えめだし、
Jリーグをつくることよりは、今の状況はずっとラクだろうな、
と考えるようになりました。


もうはじまった、第二四半期は
もう少し会社のみんなと夢を共有し、
楽しい毎日を過ごせる予感がしています。

帰りに、雑誌コーナーで、もう一つ「川淵さん」の話がのった
雑誌を見つけました。
これはまた次の機会に。



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   今 回 の ま と め 
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●:「Jリーグ」のマネジメントは、こんなときに読んでみたら?
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 夢とかビジョンとかを描けず、息づまり、なんかすっきりしないときに
 ぴったりです。Jリーグができるまでに比べたら、自分が考えて悩んで
 いたことは、なんて小さいのか、と思います。


●:すいすい読むためのコツは?
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 この本は、最初から読むと挫折します。
 ぜひP115の「リーダーシップのキャリア育成〜川淵三郎のつくり方」から
 読み、第一章に戻って読み進めることをすすめます。




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ブログ管理人のごあいさつ

僕には大学時代に知り合った無二の親友がいます。

仕事でも、プライベートでも、困ったことがあると、
深夜まで酒を飲みながら、いろんな相談のってもらっています。

特に自分の仕事のことを相談する機会が多く
新規事業を担当している僕は、今後の展開の方向や、
こと自分のチームのメンバーとの接し方相談すると
いつもスポーツにたとえて説明してくれました。

「ジーコはね、トルシエと違って、選手の個性を
 重んじるオトナのチームづくりをしててね・・・」

 そのシーンがまぶたに浮かぶような
 彼の話し振りも手伝い、
 スポーツという身近な話題だけに、
 ビジネス書の話よりも、その本質がくっきりと見えて、
 毎日の仕事に生かしやすく、結果もでやすかったのです。

そして、もっとその選手のことが知りたくなると
本屋に行き、関連する本を買って読むようになりました。
するともっと仕事に役に立つばかりか、スポーツにも詳しくなり、
お客さんとの雑談の話題にもこと欠かなくなっている自分がいました。

あれ? 
仕事のうまい進め方も学べて、
いつのまにかスポーツにも詳しくなっていて、
一石二鳥だなぁ。

ひょっとしたら、この話って、自分と同じ企業で
悪戦苦闘している皆さんにも役に立つかな?


そう思って、親友と二人でブログを立ち上げました。
自分自身の毎日に
実際に役にたった話ばかりを紹介していきます。

ぜひ、「一石二鳥」をご一緒できると、
うれしく思います。

23book 管理人

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